• 健やかな暮らしは、小さな日々の習慣から。病気にならないための心がけを見つけてみませんか。自然豊かな葉山で暮らすアロマセラピストの大橋マキさんに、健やかに暮らすための6つの習慣を伺いました。
    (『天然生活』2021年11月号掲載)

    大橋マキさんの
    健やかに暮らすための6つの習慣

     息子の送迎ついでに海岸を走る「浜ラン」

    画像: 走る前には、自然とごみや漂流物を拾ってから走り始める習慣も。海を美しく保つ心がけが、より身近に

    走る前には、自然とごみや漂流物を拾ってから走り始める習慣も。海を美しく保つ心がけが、より身近に

    海辺でのアフタースクールに通う息子を送り届けたあとは、海岸をランニング。片道約800m、1kmあたり6分のペースで2往復、週1〜2回走ります。やわらかく沈み込む砂の上はひざに負担が少ないうえ、効率的に全身の体幹を鍛えられるそう。

    「脇腹がしまり、脚力もついてきました。大人になると、おなかがぐうっと鳴ることは少ないですが、いまはちゃんとおなかがすくし、ごはんもおいしい」

     ガーデニングに元気をもらう

    画像: 作業着にしているのは友人から受け継いだアメリカ古着。小柄な大橋さんにぴったりサイズ

    作業着にしているのは友人から受け継いだアメリカ古着。小柄な大橋さんにぴったりサイズ

    ガーデニングを通じて、幅広い世代の人たちと触れ合いながら一緒に作業し、元気に動ける心と体を支えていく活動を続けている大橋さん。植物のありのままを間近に感じることで元気をもらうと同時に、作業する仲間たちからもパワーをもらっているそう。

    「ホーリーバジルをはじめ、お茶、ハーブ酒などの原料となる植物は、信頼できる人たちと一緒に、自分たちで育てたものを使っています」

    画像: ホーリーバジルの甘い香りに包まれながら、早朝の摘みとり作業

    ホーリーバジルの甘い香りに包まれながら、早朝の摘みとり作業

     30年ぶりに剣道を再開

    画像: 3 30年ぶりに剣道を再開

    中学時代、背骨の持病と上手につきあうために3年間続けた剣道。息子さんが習い始めたのを機に再開し、浜辺での朝練にも一緒に参加しています。

    「始める勇気をもてたのは、浜ランを続けて体力に自信がついたから。大人になってからのほうが、自分の体の使い方がわかっている分、楽しくできるかもしれません。剣道は、利き腕とは反対の腕をメインに使うので、自然と体のバランスが整うんです」

    画像: 手ぬぐいのコレクションが剣道でも活躍。「稽古のとき頭に巻いて使います。竹刀は中学校時代のもの。当時、身長に合わせて先生が調整してくれました」

    手ぬぐいのコレクションが剣道でも活躍。「稽古のとき頭に巻いて使います。竹刀は中学校時代のもの。当時、身長に合わせて先生が調整してくれました」

     朝一番の習慣、白湯をたっぷり

    画像: 使ったあとは余熱で乾燥させるだけ。お手入れいらずで使い続けやすい

    使ったあとは余熱で乾燥させるだけ。お手入れいらずで使い続けやすい

    大橋さんの朝は、鉄びんでお湯を沸かすところから始まります。

    「不足しがちな鉄分が自然に摂れますし、お湯の味もまろやかに。朝の家事をしながら、時間をかけてちょこちょこ飲んでいます。熱々で飲まず、人肌くらいのぬるめで飲むと、負担なく体に染み込んでいく気がします」

    たっぷり入る大きさもお気に入りというデルフト焼のカップは、オランダ在住時代の友人からのプレゼント。

     ウクレレで心のバランスをとる

    画像: 高い音の「ソプラノ」と、低い音が出る「コンサート」の2台を愛用

    高い音の「ソプラノ」と、低い音が出る「コンサート」の2台を愛用

    教室でのレッスンや独学を経て、細く長く続けているウクレレ。

    「楽器を弾いている時間はホッとするというか、瞑想に似た、無心になれるひととき。心を落ち着かせる作用も大きいと思います。ピアノも弾きますが、ウクレレは小ぶりだからどこにでも連れて行けるし、このやさしい音色もいいですよね」

    イタリアに2年ほど暮らしたときもウクレレを持って行き、気分転換によく弾いていたのだとか。

     ハーブの蒸留水をいつもそばに

    画像: ホーリーバジルは、甘さとスパイシーさが重なりあったさわやかな香り

    ホーリーバジルは、甘さとスパイシーさが重なりあったさわやかな香り

    ポーチにいつも欠かせないのが、葉山の「はっぷガーデン」で育てたホーリーバジルでつくった蒸留水のスプレー。

    「髪や肌の調子を整えるのにはもちろん、喉がイガイガしたときや、目が疲れたときなどに活躍します。最近ではマスクにシュッとすることも。とにかく何にでも使える万能ハーブです」。精油に比べて香りが控えめなので、気軽にスプレーできて重宝しているそう。
    ※ご自身の責任のもと、注意してご使用ください

    画像: 山椒や八重桜なども蒸留し、季節ごとの香りを楽しんでいる

    山椒や八重桜なども蒸留し、季節ごとの香りを楽しんでいる

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    〈撮影/山田耕司 取材・文/藤沢あかり〉

    大橋マキ(おおはし・まき)
    アロマセラピスト。神奈川・葉山に暮らし、三浦半島の自然と共生し活動する「はっぷ」の代表も務める。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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