• 栃木に暮らす医師・本間真二郎先生は、「自然に沿った暮らし方が、すべての病気を遠ざける」という考えの自然派医師です。そんな本間先生に、とっておきの皮からおいしい中華まんづくりについて教えていただきました。
    (『病気を遠ざける暮らし方』より)

    皮からおいしい中華まんづくり

    わが家では、天然酵母を使ってパンや、ピザをつくりますが、中華まんもそのひとつ。発酵の時間はかかりますが、2~3倍にふくらむまでほうっておいて大丈夫です。

    ふわふわの皮のおいしさを実感すれば、かかった手間や時間も忘れてしまうほど。中に入れる具(あん)は、お好みでどうぞ。

    中華まんの生地をつくるときには、安定感のある「ホシノ天然酵母」(生種)を使います。酵母と麴を小麦粉、米などで自然培養し、商品化されたものですが、失敗が少なく生地が安定し、もっちりとした仕上がりになります。この生種は水と合わせ、2日ほど発酵させてから使います。短い時間でつくりたいときは、手軽な「白神こだま酵母」(ドライタイプ)も使えます。

    なお、中華まんのつくり方は、皮とあんに分けて、さらに蒸し方とともに紹介します。

    画像: 天然酵母で中華まん

    天然酵母で中華まん

    中華まんの皮のつくり方

    材料(10個分)

    ● 強力粉150g
    ● 薄力粉150g
    ● きび砂糖30g
    ● 塩3g
    ● ホシノ天然酵母(生種30gを、水135mLで合わせ2日間発酵させたもの)または白神こだま酵母(ドライタイプ3gを、水170mLで合わせたもの)
    ● ベーキングパウダー(アルミフリーのもの)大さじ1/2
    画像: 材料(10個分)

    つくり方

     ボウルに材料を入れ、なめらかになるまでよくこねる。

     よくこねたの生地をまとめ、常温においておく。

     数時間たって、2~3倍にふくらんだら、10等分にして丸め、15分ほどおいておく(ベンチタイム)。

    画像: 10等分に丸めておく

    10等分に丸めておく

    中華まんのあんのつくり方(一例。あんの中身はお好みで)

    画像: 中華まんのあんのつくり方(一例。あんの中身はお好みで)

    材料(10個分)

    ● 高野豆腐2枚
    ● はるさめ15g
    ● 玉ねぎ80g
    ● しいたけ1~2枚
    ● 長ねぎ10cm
    ● ゆでたけのこ50g
    ● にんにく、しょうが(各みじん切り)各1片
    ● 調味料(塩、こしょう…各適量、しょうゆ、みそ…各大さじ1と1/2、みりん…大さじ1)
    ● 水溶きくず粉(くず粉大さじ1/2を、水大さじ2~3で溶く)
    ● ごま油小さじ1

    つくり方

     高野豆腐は水で、はるさめは湯で戻し、水けをきってみじん切りにする。玉ねぎ、しいたけ、長ねぎ、ゆでたけのこもみじん切りにする。

     フライパンに油少々(分量外)、にんにく、しょうがを入れて弱火で熱し、香りが出たらの具材を加えて炒める。

     フライパンの具材は調味料で調味し、水溶きくず粉でとろみをつけ、ごま油を加えて混ぜたら、冷ましておく。

    画像: 皮をのばしあんを入れる

    皮をのばしあんを入れる

    画像: あんを包んでいく

    あんを包んでいく

    中華まんを蒸す

     中華まんの皮をのばして、中華まんのあんを包み、乾燥しない場所におく。

     蒸し器を準備しておく。

     中華まん全体が、2倍くらいにふくらんだら、蒸し器で15分ほど強火で蒸す。

    〈撮影/成田いつか〉

    本記事は『病気を遠ざける暮らし方』(講談社ビーシー)からの抜粋です



    本間真二郎(ほんま・しんじろう)

    医師。那須烏山市国民健康保険七合診療所所長。2001年より3年間、アメリカにてウイルス学、ワクチン学の研究に携わる。帰国後、大学病院での勤務を経て2009年、栃木県那須烏山市に移住。那須烏山市にある「七合診療所」の所長として地域医療に従事しながら、自然に沿った暮らしを実践している。主な著書に『感染を恐れない暮らし方 新型コロナからあなたと家族を守る医食住50の工夫』(講談社ビーシー/講談社)、『新型コロナ ワクチンよりも大切なこと』(講談社ビーシー/講談社)など。最新著書『病気を遠ざける暮らし方』(講談社ビーシー)が発売中。

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    「自然に沿った暮らし方が、すべての病気を遠ざける」という考えの自然派医師・本間真二郎先生。2023年春、「できる限り、人まかせにしない暮らし方」を追求し、食べ物、水、電気なども自給する新たな暮らしを始めました。

    「どのような生活が自然に沿っているかは、腸内細菌や微生物によいかどうか、これらにダメージを与えないかどうかで判断すればいいのです」という本間先生。麹づくり、みそづくりから、毎日食べているものまで、腸内細菌を元気にするレシピとともに、きょうから少しでも自然に近づくための1冊ができました。



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