• 料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんに、甘酒筑前煮のつくり方を教えていただきました。砂糖の代わりに甘酒を使うことで、ほどよくやさしい甘味に仕上がります。次の日も味がしみておいしいので、ぜひたっぷりつくってお楽しみください!

    甘酒を使って、やさしい甘味に仕上げる筑前煮

    皆さま、こんにちは、榎本美沙です。

    今月は、発酵食品を使った「発酵おせち」をご紹介しています。

    前回の塩麹なますに続いて、今回ご紹介するのは、お砂糖なしでつくれる甘酒筑前煮です。

    具材たっぷり、次の日も味がしみておいしいので、ぜひたっぷりつくって楽しんでくださいね。

    甘酒筑前煮のつくり方

    画像: 甘酒筑前煮のつくり方

    材料(つくりやすい分量/5〜6人分)

    ◎ 鶏もも肉1枚(250g)
    ◎ にんじん1本(150g)
    ◎ れんこん200g
    ◎ たけのこ(水煮)160g
    ◎ 里芋4個
    ◎ 干ししいたけ4枚
    ◎ 太白ごま油(なければサラダ油)大さじ1
    ◎ 甘酒(ストレートタイプ)大さじ2
    ◎ A
    ・甘酒(ストレートタイプ)80mL
    ・しょうゆ、酒各大さじ3
    ・みりん大さじ1
    ◎ 絹さややいんげんなど(茹でたもの)適量

    つくり方

     干ししいたけは水1/2カップにつけてラップを敷き込み、冷蔵庫にひと晩おく。鶏肉はひと口大に切り、甘酒大さじ2を揉み込み、冷蔵庫にひと晩おく。

    画像1: つくり方

     れんこんは皮をむいて1.5cm厚さのいちょう切りにして、水に10分ほどさらして水気を切る。

    にんじんは1.5cm厚さの輪切りにし、好みの型でぬく。たけのこは下部を1cm幅のいちょう切りに、上部はくし形切りにする。

    里芋は皮をむいて1cmの輪切りにする。干ししいたけは軸を切り、4等分に切る。

    画像2: つくり方

     鍋にサラダ油を中火で熱し、を1〜2分炒め、鶏肉を甘酒ごと加え、さらに1〜2分炒める。

     干ししいたけの戻し汁と水を合わせて1カップにしたものにAを加える。煮立ったらアクをとって落とし蓋をし、弱めの中火にし、10分加熱する。落とし蓋を外して10〜15分ほど煮汁が少なくなるまで煮込む。

    画像3: つくり方

    ポイント

    ・すぐに食べられますが、冷ますと味がしみます。

    ・絹さややインゲンなどがあれば、茹でて添えると彩りに。

    ・冷蔵庫で4〜5日保存可能です。


    来月は「自家製発酵調味料」をご紹介します。ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです。



    画像4: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。

    最新刊『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)amazonで見る が好評発売中。

    そのほかの著書に、『今すぐ始められる、毎日続けられる。ゆる発酵』(オレンジページ) amazonで見る 、『からだが喜ぶ 発酵あんことおやつ』(主婦と生活社) amazonで見る 、『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社) amazonで見る 、『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と渓谷社)amazonで見る など多数。

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