(『天然生活』2023年12月号掲載)
四季折々の美しさを五感で味わえる「美麻(みあさ)珈琲」

自然に恵まれた窓辺の風景は、季節ごとにさまざまな色彩を見せてくれる。庭にはイングリッシュガーデン風の一角も。アンティークのテーブルに頬杖をついて緑と空を眺めながら過ごしたい
北アルプスの玄関口に位置する風光明媚な信濃大町。自然豊かなこの土地で生まれた料理研究家の横山タカ子さんが「大町に行くたびに寄る」という「美麻珈琲」は、カラマツの森に包まれたイギリスの田舎風の一軒家です。

環境に配慮しつつ店主が自分たちで建てた一軒家
藁のブロックを積み上げ、すべて自然素材でつくった空間に重厚なアンティーク家具が並んでいます。横山さんが注文する定番メニューは、自家焙煎のおいしいコーヒーとチョコレートケーキだそう。

美麻ブレンドはバランスのよい中深煎り。チョコレートの濃厚な味わいが魅力のサント・アン・トリフと相性ぴったり
春になるとお店の前に一面の菜の花が揺れ、カラマツの新緑が輝いたかと思うと緑濃い夏が訪れます。初秋には蕎麦の白い花がひろがり、やがて森が黄葉するという素晴らしい環境。
寒い季節にはフィンランド製の薪ストーブに火が入り、静かに会話や読書を楽しんでいるとパチパチと薪のはぜる音が聞こえるといいます。四季折々の美しさを五感で味わいながら、心やすらぐひと時を。
「美麻珈琲」
長野県大町市美麻14902-1
電話:0261-23-1102
営業時間:10:00~17:00
休み:土・日曜
<取材・文/川口葉子>

横山タカ子(よこやま・たかこ)
長野県大町市生まれ、長野市在住。信州各地を訪ね集めた保存食・行事食や、旬を生かし塩分を抑えた「適塩」の健康食レシピも好評。失敗しない梅干し「さしす漬け」をはじめとする、梅の保存食づくり40年の集大成的レシピ集『私の梅仕事』(扶桑社)も好評発売中。和の室礼や着物の着こなしにもファンが多い。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです