いるだけで清々しい気分になる、森や公園の中にある喫茶店。約30年にわたり全国のカフェや喫茶店を訪れてきた、ライターの川口葉子さんに、お気に入りの喫茶店とメニューをお聞きしました。
(『天然生活』2023年12月号掲載)
(『天然生活』2023年12月号掲載)
白洲夫妻が晩年を過ごした古民家「レストラン&カフェ武相荘」」
白洲次郎・白洲正子夫妻が晩年を過ごした古民家「武相荘」は、地元の自然な植生を生かした“雑木の庭”に囲まれています。
丘のふもとから武相荘の門へと向かう緑豊かな散策路を歩いていくうちに、白洲夫妻の洗練された美意識と遊び心の世界に入り込み、いつしか日常の雑事を忘れています。
カフェのおすすめはどら焼き。次郎は意外にも甘いもの好きで、どら焼きも好物のひとつだったそう。きつね色の皮に押された焼き印は次郎の直筆。フォークとナイフでどら焼きをいただく、それも小さな非日常の楽しみですね。
「レストラン&カフェ武相荘」
東京都町田市能ヶ谷7-3-2
電話:042-708-8633
営業:11:00~16:00(土・日曜、祝日は16:30まで)、18:00~21:00(完全予約制)
休み:月曜(祝日は営業)
<取材・文/川口葉子>
川口葉子(かわぐち・ようこ)
ライター、喫茶写真撮影家、カフェイン中毒。約30年にわたり全国のカフェや喫茶店を訪れてきた経験をもとに、書籍やWebなどで記事を執筆中。著書に『金沢 古民家カフェ日和』『京都 古民家カフェ日和』(ともに世界文化社)、『喫茶人かく語りき』(実業之日本社)など多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです