いるだけで清々しい気分になる、森や公園の中にある喫茶店。ライターの川口葉子さんに、お気に入りの喫茶店とメニューをお聞きしました。
(『天然生活』2023年12月号掲載)
(『天然生活』2023年12月号掲載)
「ギャルリ百草」に併設された喫茶「ももぐさカフェ」
多治見の市街地から離れて緑の中を進んでいくと、清冽な存在感を放つ古民家が姿を現します。
陶作家の安藤雅信さん、衣服作家の安藤明子さん夫妻の作品や衣食住の道具を展示する「ギャルリ百草」です。併設された中村好文さん設計のカフェは、百草の世界観を体験しながらひと休みできる場所。
名古屋の名店「コーヒーカジタ」が焙煎する百草ブレンドと、小麦粉を使わず生チョコレートのような質感に仕上げたショコラノワールを味わいつつ、美しさのなかに暮らしへの小さな問いを秘めた作品たちを反芻したいのです。
「ももぐさカフェ」
岐阜県多治見市東栄町2-8-16 ギャルリ百草内
電話:0572-21-3368
営業:11:00~18:00(ラストオーダーは17:30)
休み:不定休
<取材・文/川口葉子>
川口葉子(かわぐち・ようこ)
ライター、喫茶写真撮影家、カフェイン中毒。約30年にわたり全国のカフェや喫茶店を訪れてきた経験をもとに、書籍やWebなどで記事を執筆中。著書に『金沢 古民家カフェ日和』『京都 古民家カフェ日和』(ともに世界文化社)、『喫茶人かく語りき』(実業之日本社)など多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです