(『白ごはんに合うシンプルおかず』より)
梅でさっぱりと仕上げる豆腐チャンプルー
料理家の吉田愛さんが提案するのは、家にあるもので簡単につくれて、白ごはんがすすむおかずたち。
忙しい人でも手軽につくれるように、なるべく手が汚れないようにしたり、短時間で火が通るようにしたり、合わせ調味料を使って1回で味が決まるようにしたりと、さまざまな工夫が盛り込まれています。
本記事では、ごはんがすすむ絶品おかずのなかから、豆腐の梅おかかチャンプルーのつくり方を紹介します。
低カロリーでありながら、良質のたんぱく質をとれるヘルシー食材の木綿豆腐は、炒めると食感よく仕上がります。
梅としょうゆで味付けした、さっぱり味の豆腐チャンプルーが白ごはんによく合います。
豆腐の梅おかかチャンプルーのつくり方
豚肉、ごま油、削り節のうまみと、にらの甘み。
さらに梅干しの酸味も加えるから、淡泊な豆腐が大満足の味に!
豆腐を焼き色がつくように香ばしく焼くことが、また大切。
材料(2人分)
● 木綿豆腐 | 1丁(300g) |
● 豚バラ薄切り肉(4cm長さに切る) | 100g |
● にら(4cm長さに切る) | 1/2束(50g) |
● ごま油 | 小さじ2 |
● 塩 | 少々 |
● A | |
・梅肉(塩分8%の梅干し) | 10g(1個分) |
・しょうゆ | 大さじ1 |
・酒 | 大さじ1/2 |
● 削り節 | 1袋(4g) |
つくり方
1 豆腐を水きりする
豆腐は厚手のペーパータオルに包んで5分おく。Aは混ぜ合わせる
2 豆腐と豚肉を炒める
フライパンにごま油を中火で熱し、豆腐を大きめのひと口大にちぎりながら入れて焼く。焼き色がついたら上下を返して端に寄せる。
空いたところに豚肉を加えて炒め、肉の色が変わって豆腐に焼き色がついたら、豆腐に塩をふり、全体をさっと炒め合わせる。
3 卵焼きの裏面も焼く
2にAを加えてからめ、にらを加えて炒める。にらがしんなりしたら、削り節を加えてさっと混ぜる。
おいしさの秘訣
・豆腐の水きりは、ペーパータオルで包んで5分ほどでOK。短時間の水切りで、表面はカリッと、中はジューシーに仕上がります。
〈撮影/佐々木美果〉
※ 本記事は『白ごはんに合うシンプルおかず』(ワン・パブリッシング)からの抜粋です。
吉田 愛(よしだ・あい)
料理家、唎酒師。料理家のアシスタントを務めたのち、東京と京都の日本料理店で板前として働き、研鑽を積む。独立後は料理家として雑誌や書籍を中心に活動。和食をベースとした、簡単でおいしい家庭料理のレシピが好評を博し、活躍の場を広げる。唎酒師の資格を持ち、日本酒への造詣も深い。著書に『〝だし〟を使わなくてもおいしい煮もの』、『お弁当にもおつまみにもなる作りおき』(ともに主婦と生活社)などがある。
◇ ◇ ◇
手間と調味料は最小限! 家庭になじみのある定番食材、基本調味料でつくるシンプルなレシピだから誰でもすぐにつくれます。時短の漬けおきやだしいらずの煮物、揚げない揚げ物といったラクをかなえておいしい調理のコツや工夫のアイデアを紹介。白ごはんがどんどん食べたくなるおいしいおかずレシピが満載です。