(『きょうこばぁばの人生キラメクおしゃれマジック』より)
夢中になったドラッグストアツアー。韓国コスメにウキウキ
私のメイクは30年くらい前でぴたりと止まっていました。そもそも化粧品は価格が高いイメージだったので、「もう、見ないし、気にしない!」で、ずっと昔のものを使い回してやり過ごしていました。
でもプチプラファッションを楽しむようになったら、いつの間にか、「同じようにメイクも今風にしてみたい」と思うようになったんです。
まずは勉強! と、近所のドラッグストアツアーに。プチプラコスメのコーナーには「何、これ!?」と知らないものがいっぱいあって、もうワクワク、ドキドキの連続です。
じっくりチェックして知識を仕入れ、その日の夜にネット検索して復習。その繰り返しで、本当にとっても楽しかった〜。
特に韓国コスメ<ティルティル>のコンシーラーとクッションファンデは素晴らしく、すっかり魅了されました。
これまで使っていた古いものは処分して、メイクアップ用品を一新。
今はプチプラでいいコスメまで買える、すごい時代ですね。
ばぁばのメイクアップ
私たちの世代は有名メーカーの化粧品で育ち、歌手・辺見マリさんのアイメイク、歌手・藤圭子さんのツヤツヤの口元に憧れました。
今は<セザンヌ>や<キャンメイク>など、たくさんのプチプラコスメから好きなものを選んで、個性に合ったメイクができるから素敵。
流行り一辺倒ではない、多様性を感じます。
きょうこばぁばの、プチプラコスメのルーティン
下地→コンシーラー→クッションファンデ→パウダー→チーク(顔の凹凸をつける)→アイブロウ→アイシャドウ→アイライナー(ジェルとリキッド)→チーク(血色をよくする)→マスカラ→口紅。
<ティルティル>のコンシーラーは、ファンデーションブラシを使ってトントンと押すように肌に馴染ませると、ナチュラルなツヤ感を出すことができる。いやー、参りました。すごくいいんですよ。
そうしたコスメ話になると、娘たちとのトークが大いに盛り上がります。
「女の子を育てた楽しみのひとつだわ」とそちらも幸せをしみじみ実感中です。
<撮影/武藤奈緒美 編集・文/本村のり子>
きょうこばぁば
1956年、鳥取県生まれ。60代のシニアインフルエンサー。Instagramのフォロワー数は8.5万人、YouTubeのチャンネル登録者数は10万人超。さらに今年2月からアメブロを開始し、フォロワーを増やしている。夫と次女の3人家族。長女はモデルの吾紗、娘婿はミュージシャンで俳優のハマケンこと浜野謙太。プチプラファッション、日々の簡単レシピなどをInstagramとYouTube、アメブロで発信し、大好評。著書に『きょうこばぁばの人生キラメクおしゃれマジック』(主婦と生活社)他。
YouTubeきょうこばぁばライフ@kyokoba_ba、インスタグラム@kyokoba_ba、アメブロhttps://ameblo.jp/kyokoba-ba67/
* * *
「年を重ねて、おしゃれがわからなくなって」おしゃれから遠ざかったという人もいます。でも、おしゃれは元気をくれるもの!まずは、プチプラからスタートしては? 手軽なうえに、おしゃれで、品質にもこだわりが! 一歩踏み出すのにピッタリのアイテムです。この本では、大人のシャレ活初心者へのアドバイスもしています。
実はばぁば、どん底の人生を経験しました。事業の失敗、辛かったスーパーでのバイト、やっと就いた介護の仕事。家族4人での慎ましい暮らし。時折のぞくプチプラショップがリフレッシュの場所でした。
あるとき、グレーヘアにしたら、自然と笑みがこぼれて。SNSに投稿すると「いいね」の数はググンとアップ。なんだか光がさしたようで……。このような経験を歩んだばぁばの言葉には「いくつになってもできる! 今が大事!!」強い願いが込められています。そんなばぁばが満載のこの本には、シニアが元気に生きるヒントがいっぱい! ばぁばのおしゃれマジックは、人生をキラキラと輝かせるマジックでもあるのです。