(『暮らしのまんなか』vol.36より)
リビングにあるからこそ、「やりっぱなし」はなくなりました
2方向から光が差し込む明るいリビングダイニング。よしいちひろさんのワークスペースはそのちょうど中央、ダイニングテーブルとソファの間にあります。この場所にデスクを置くことにしたのは、新型コロナウイルスの影響で夫が在宅勤務になったことがきっかけでした。
「実は、お互いに仕事がしやすい環境を考え、それまで私が使っていた1階ワークスペースを夫が、夫が在宅時に使っていたこの2階のデスクを私が使うことにしたんです」
仕事と暮らしを両立するための3カ条
1 . 仕事が終わったらデスクまわりを片づける
2 . 家具や収納は見た目重視で探す
3 . 集中力が切れたら家事をして気分をスイッチ
よしいちひろさんの仕事の相棒
使うと気分が上がる。デスクの居心地がよくなる。事務をサポートしてくれる。必要なときにリフレッシュできる。いい道具があれば、仕事の時間はもっと楽しくなります。
ルームミスト&ハンドクリーム
仕事を始めるスイッチは香り。「ノンフィクション」などのハンドクリームを愛用。
タブレットPC
雑誌を大画面で見るために購入したタブレットPC は、調べ物やメールの返信に活躍。
「ドゥバイヨル」の空き箱と「P&T」の「ブリューイングマグ」
チョコレートが入っていた「ドゥバイヨル」の紙箱を外出時の筆箱に活用。「ブリューインマグ」はステンレス製のインフューザーとふた付きで、ポットを使わず一杯ごとにお茶を淹れられる。
<撮影/佐々木孝憲 取材・文/片田理恵>
よしいちひろ
イラストレーター。夫と小学校1年生の息子、愛犬・おいもと暮らす。女性の日常や憧れを切り取ったガーリーでハイセンスな作風にファンも多い。ファッションやメイク、子育てなど、クリエイティビティを感じるライフスタイルにも注目が集まっている。https://chihiroyoshii.com/
<訪ねた人>
片田理恵(かただ・りえ)
編集者・ライター。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。住まいや食、子育てなど、暮らしをテーマにした取材・執筆を手がける。2023年より、司書としても活動中。
※記事中の情報は『暮らしのまんなかvol.36』本誌掲載時のものです
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3章は「サステナブル=持続可能な収納」。あれこれ収納グッズをそろえて、部屋を片づけても、1週間もしたら、またごちゃついて……。収納で一番大事なことは、サステナブル=持続可能であるということ。「私でもできること」を見つけ、長持ちする収納システムをつくってきた、5人を取材しました。