(『天然生活』2023年10月号掲載)
胸開きストレッチ
家事やオフィスワークなどで前かがみになって縮こまった胸まわりをほぐします。背中の下に巻いたバスタオルを置いて胸を大きく開くのがポイント。
深呼吸を繰り返し、ストレッチしながらリラックスを深めます。タオルでなくストレッチ用のポールを使っても。
① 巻いたバスタオルの上に背中を乗せ、大の字に横たわる。鼻から息を吸って胸を思い切り広げ、ゆっくり深呼吸しながら10秒間姿勢をキープする。
② 口から大きく息を吐き、全身の力を抜く。①~②を10回繰り返す。
脱力腹式呼吸
おなかにたっぷり息を吸い込み、ゆっくり静かに吐く腹式呼吸により、副交感神経が活発になってリラックスできます。
また、腹式呼吸は、睡眠の質を上げ、免疫力を高める効果も。できるだけ呼吸に意識を向け、おなかの動きを感じながら行いましょう。
① あおむけになり、おなかに両手を置いて全身の力を抜く。鼻からゆっくり息を吸い、おなかに空気を送り込むように膨らませる。
② 口からゆっくり息を吐きながらおなかをへこませる。①~②を5回繰り返す。
<監修/白濱龍太郎 取材・文/熊坂麻美 イラスト/イオクサツキ>
白濱龍太郎(しらはま・りゅうたろう)
2013年に「RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック」を設立し、約2万人の睡眠の悩みに向き合ってきた。企業での講演活動のほか、東京オリンピックでは選手のサポートも担当。テレビや雑誌などのメディアにも数多く出演し、睡眠の大切さを伝えている。著書に『ぐっすり眠る習慣』(アスコム)などがある。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです