夏の体調管理に、いつもの献立に役立つ発酵調味料を加えて。うま味アップでよりおいしい。5種類の発酵調味料と、それを使った献立を、真藤舞衣子さんに教えていただきます。今回は、自家製の「発酵レモン」と「発酵バター」でつくる「レモンパスタ」と、「発酵スパイス」でつくる「発酵スパイスサラダ」のメニューを紹介します。
（『天然生活』2023年8月号掲載）
（『天然生活』2023年8月号掲載）
自家製の「発酵レモン」と「発酵バター」を使って
レモンパスタ
発酵調味料のダブル使い。シンプルだからこそ、個々のおいしさがより際立ちます。
材料（2人分）
| ● パスタ | 160g |
| ● にんにく（みじん切り） | 1片分 |
| ● 発酵レモン | 大さじ1 |
| ● 基本の発酵バター | 30g |
| ● こしょう | 適量 |
つくり方
１ パスタは湯量に対し1％の塩（分量外）を入れ、表示通りにゆでる。
２ フライパンに発酵バターとにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったらパスタのゆで汁90mLと発酵レモンを入れてよく混ぜる。
３ １のパスタを入れて、汁けがなくなるまでよくからめる。器に盛り、こしょうをかける。
夏バテ防止のポイント
発酵レモンと発酵バターのふたつの発酵調味料を使用。パスタをゆでてあえるだけなので、暑い台所での調理がさっと終わるレシピ。
自家製の「発酵スパイス」を使って
発酵スパイスサラダ
ケールの苦味と、ピリ辛の発酵スパイスがよく合います。くるみのやさしいコクを加えるのも、ポイントです。
材料（2人分）
| ● ケール | 2枚 |
| ● 玉ねぎ（みじん切り） | 1/8個分 |
| ● くるみ（きざむ） | 20g |
| ● A | |
| ・発酵スパイス | 小さじ1 |
| ・パルメザンチーズ | 適量 |
| ・白ワインビネガー | 大さじ1 |
| ・オリーブオイル | 大さじ1 |
つくり方
１ ボウルにAを入れ混ぜ合わせる。
２ １にひと口大にちぎったケールと玉ねぎを入れてあえ、くるみを加えてさらにあえる。
夏バテ防止のポイント
ケールは栄養価が高く、くるみは自律神経や胃腸の不調を防ぐとされている。発酵スパイスと合わせてスパイシーに仕上げた夏におすすめのサラダ。
〈料理・スタイリング／真藤舞衣子 撮影／清水奈緒〉
真藤舞衣子（しんどう・まいこ）
料理家、発酵料理研究家。会社員を経て、1年間京都の禅寺で生活。フランスへ料理留学後、料理教室を主宰するほか、雑誌や書籍で活躍。著書については『つくりおき発酵野菜アレンジごはん』（主婦と生活社）、『サバの味噌煮は、ワインがすすむ』（日本経済出版、小泉武夫氏と共著）など。インスタグラム @maikodeluxe
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
