坂井より子さんの春夏秋冬の装い
夏

初夏

「CHICU+CHICU5/31」のバルーンスカートは、生地をたっぷり使っているけれど広がりすぎないところが、坂井さん好み。

ボートネックのTシャツの首元には、旅先で求めたハンカチサイズの古布を巻いて、ワントーンコーディネートで落ち着いた印象に。

晩夏

鎌倉の「テイクオフ」オリジナルの巻きスカートは、ひもをスナップに付け替え、ウエストまわりをすっきりさせた。

7分袖の白いTシャツの首元にリネンのストールを巻いて、ワンポイントに。足元は昆虫が刺しゅうされた「カンペール」のシューズで、遊び心をプラス。

夏のアイテム

坂井より子さんの春夏秋冬の装い
秋

仲秋

コットンのワンピースは「インドゥービタブリー」。泥染めならではの奥行きのある色合いと、前後を逆にしても着られる自由さがひかれた理由。

山葡萄の太い蔓で編まれたかごバッグと、「カンペール」の無地のシューズで、シックなおでかけスタイルの完成。

晩秋

ウィンドウショッピングのついでにお買い物することが多い坂井さん。「ギャップ」の長袖Tシャツも町歩きで見つけ、首が開きすぎるのでスナップボタンを付けて自分好みの開きに。

「CHICU+CHICU5/31」のバルーンスカートとリネンのストールでカジュアルに。

秋のアイテム

坂井より子さんの春夏秋冬の装い
冬

初冬

「テイクオフ」オリジナルのウールのスーツは20年選手。幅の広い衿を首元に沿わせるように立ち上げて、「ジョージ ジェンセン」の鳥のブローチで留める。

軽い履き心地のミドル丈のブーツと、冬でも愛用している山葡萄のかごバッグを合わせて上品に。　　

仲冬

20年以上着つづけている「テイクオフ」オリジナルのスーツは、暖かい厚手のウール。

インにはグレーのタートルニットを合わせ、グレーのカシミヤストールを巻けば、軽やかな冬のスタイルに。お気に入りの「ジョージ ジェンセン」のブローチがひときわ目を引く。　　

冬のアイテム

坂井より子さんの春夏秋冬の装い
春

仲春

コットンの白い巻きスカートは「ホームスパン」で、後ろにギャザーが寄ったふんわりシルエットがお気に入り。

「ナルナネア」のグレーのニットはアルパカとリネンのさらりとした肌触り。白いスニーカーを合わせ、清潔感のあるリラックスしたスタイルに。

晩春

薄いブルーのストライプがさわやかなワンピースは、「オールドマンズテーラー」。リネンのラフな風合いと心地よさが好きで10年以上愛用しているもの。

すっかり足になじんだ「オーロラシューズ」と山葡萄の細い蔓で編まれたかごバッグを引き締めカラーに。

春のアイテム

＜撮影／有賀 傑、山田耕司　取材・文／長谷川未緒＞

坂井より子（さかい・よりこ）
1946年生まれ。神奈川県葉山在住。主婦歴40年の経験を生かし、やさしい家庭料理の伝授と暮らしの知恵を交えた語りが、さまざまな世代の女性から人気を集める。お話会は若いお母さんの支えにも。

※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです