明日を元気に迎えるために必要なのは、自分をいたわる夜のお手当て。今日の疲れをすっきり取り去ります。アーユルヴェーダで大切にしているのが、代謝をよくすること。消化を助ける「スパイスミックスレメディ」のつくり方を、女優・アーユルヴェーダ料理講師の高瀬媛子さんに教えていただきました。
(『天然生活』2020年2月号掲載)
(『天然生活』2020年2月号掲載)
代謝をよくして、1日をきれいにリセット
アーユルヴェーダで大切にしている代謝。理想は、1日、1日をきれいにリセットしていくことだといいます。
「多くの不調は、代謝の悪さが原因のことが多いんです。夜は、明日の準備時間。できれば夕食も軽めにして、就寝時には消化が終わった状態でいるのが理想。なめらかな“排出”を意識し、新しい細胞で明日を生きていけるようにしたいですね」
高瀬さんの夜のお手当て
食べすぎた日のスパイスミックスレメディ
消化を助けるスパイスを集めたお助けレメディ。食べすぎたな、と思ったときに粉薬のように一服、あるいは、スープにひとさじ加えたり、炒めものの味つけとして使ったり。
「スパイスって、買っても余らせてしまうことも多いけれど、この配合で合わせておけば手軽に使えます。外出先でも飲めるよう、小びんで持ち歩くのもいいですね。香りが飛ぶ前に使い切って」
材料
コリアンダー5、フェンネル5、ターメリック3、ジンジャー1、クミン1の割合でパウダースパイスを用意する。
手順
1 材料を合わせ、まんべんなく混ぜる。
2 清潔な乾いたびんに移す。小びんに入れて持ち運んでもいい。
飲み方
ティースプーン半分を目安に、水またはお湯と一緒に飲む。
〈撮影/山川修一 取材・文/福山雅美 構成/鈴木麻子〉
高瀬媛子(たかせ・あきこ)
「アーユルヴェーダな女優」として料理教室や講演活動を通じて「ホリスティックな暮らし」を提案している。
インスタグラム:@akiko_takase
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです