• 食物繊維やミネラルが豊富で、腸内環境の改善に役立つ「海藻類」は、実は今、世界で注目されるスーパーフード。『まるごと海藻レシピBOOK』(家の光協会)より、海藻大好きな料理家・井澤由美子さんに「昆布酢」のつくり方を教えていただきました。昆布は海藻の中で最もヨウ素の含有率が高いのも特徴。日本人に欠かせないうまみたっぷりの昆布を、ぜひお楽しみください。

    酢と昆布は好相性。いつものお酢の代わりに使える「昆布酢」

    画像: 酢と昆布は好相性。いつものお酢の代わりに使える「昆布酢」

    私が以前からつくり続けているのがこの昆布酢。

    つくり方は、好みの酢に昆布を浸して常温におくだけ。昆布のうまみで酢の酸味がやわらぎ、マイルドな味わいです。

    酢の主成分である酢酸には、昆布に含まれるカルシウムを吸収しやすくする効果もあり、健康効果を考えても好相性。サラダやマリネ、炒め物、汁物などに、いつもの酢の代わりに使えて重宝します。

    これにクコの実を加えた薬膳酢は、色味も美しく、ポリフェノールも加わってこちらもおすすめです。

    「昆布酢」の材料とつくり方

    保存容器に米酢400mLと昆布6~8gを入れ、常温で一晩おく。昆布が酢につかった状態で、少なくとも2~3か月は常温保存可能。時間がたつほどに酸味の角が取れて、まろやかになる。

    「昆布酢」の使い方

    ふわふわ納豆

    画像: 「昆布酢」の使い方

    納豆1パックに昆布酢大さじ1と塩少々を加えて混ぜるだけで、粘りが倍増してふわふわに。からしを加えてもおいしい。

    本記事は『まるごと海藻レシピBOOK』(家の光協会)からの抜粋です

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    『まるごと海藻レシピBOOK』(家の光協会)

    『まるごと海藻レシピBOOK』(家の光協会)|井澤 由美子/江田 証

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    「海藻」は低カロリー・サスティナブル・生活習慣病予防・食物繊維

    腸の名医、江田クリニックの江田証先生による新たにわかってきた海藻の効能の解説にはじまり、種類豊富な海藻の知識や扱い方がよくわかる図鑑ページ、さらに料理家・井澤由美子さんによる海藻の新しいレシピなど、1冊で海藻が大好きになれる内容です。



    〈撮影/宮濱祐美子 スタイリング/木村 遥〉

    井澤由美子(いざわ・ゆみこ)
    料理家、養生デザイナー。調理師、国際中医薬膳師・国際中医師。中医学・薬膳にも造詣が深く、旬の食材の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理を提案。発酵食レシビの開発はライフワーク、レモン塩・乳酸キャベツなどきまざまなプームの火付け役でもある。テレビの料理番組ほか、雑誌や書籍、商品開発、企業CM、カタログ、店舗プロデュース、講演、執筆等などで幅広く活躍。著書参数。東京食薬Labo主宰。



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