• 料理研究家の松田美智子さんに豚三枚肉となすのチリチリ炒めのつくり方を教えていただきました。しっかり焼いて脂を落とした豚肉をなすに絡めた秋らしい一皿。ピリ辛の味付けがごはんにぴったりです。

    豚三枚肉のこと

    画像: 豚三枚肉のこと

    豚三枚肉とは、豚ばら肉のことで、肋骨の周囲についている肉のこと。赤身と脂身が交互に重なり、三層になっていることから、三枚肉と呼ばれ、ベーコンになる部位としても知られています。

    肉質はやわらかく、脂身のコクとうま味がたっぷりで、三枚肉の薄切りは炒めものや豚汁など、手軽に使えて便利。炒めるときには油を使わず、豚ばらの脂を利用するとカロリーオフにもなります。

    豚三枚肉となすのチリチリ炒めのつくり方

    画像: 豚三枚肉となすのチリチリ炒めのつくり方

    豚肉は焼きすぎないのがポイント。しっかり脂を落としつつ、肉のうま味は残すように焼き具合に注意。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● 豚三枚肉200g
    ● なす3本
    ● 長ねぎ1/2本
    ● しょうが(せん切り)大さじ1
    ● ごま油大さじ1
    ● 赤とうがらし1cm
    ● 塩、黒こしょう少々
    ● A
    ・酒大さじ3
    ・味噌大さじ1
    ・みりん大さじ1と1/2
    ・薄口しょうゆ大さじ1
    ・豆板醤小さじ1/2

    つくり方

     豚三枚肉は1cm幅に切る。なすはヘタを取り、ピーラーで皮をむき、縦に4〜6等分に切り、水につける。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方
    画像3: つくり方

     長ねぎは縦半分に切り、芯を抜き、斜め薄切りにする。赤とうがらしはみじん切りにする。小さなボウルにAを混ぜ合わせる。

    画像4: つくり方

     弱火でフライパンをゆっくり熱し、豚三枚肉を広げ、少し火を強くし、木べらで鍋肌に押しつけながら、チリチリ音がするまで焼きつける。

    画像5: つくり方

     肉の色が変わったらごま油を回し入れ、とうがらし、しょうがの順で加えて手早く炒め合わせる。ペーパータオルに広げて水分をおさえたなす、長ねぎを加え、なすに油がなじんだらAを一気に加えひと混ぜする。火を止め、味をみて足りないようならAの調味料を足し、塩、黒こしょうをふり器に盛る。

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    画像7: つくり方
    画像8: つくり方

    ※合わせ調味料をつくる際は、少なめにしておき、後で味見をしてから加えるとよい。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

    画像9: つくり方

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    画像: 豚三枚肉となすのチリチリ炒め|松田美智子の季節の仕事

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    (松田美智子・著/文化出版局刊)

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