インテリアを暖かく整えたり、おいしいものを仕込んだり。ほっこりと、心地いい家時間を過ごすための、冬の準備を聞きました。今回は、ファッションコーディネーターの德田民子さんの冬じたくを紹介します。
(『天然生活』2021年12月号掲載)
(『天然生活』2021年12月号掲載)
德田さんに聞く、冬の楽しみ方
変わらずに好きなものを、繰り返しつくるのがうれしい。家時間が長くなる冬のうちに、春の準備もします。
かぼちゃとあんこをアイスにトッピング
家庭菜園の基本的な野菜づくりはひととおり経験し、そのなかでも簡単だったミニかぼちゃとメロンだけを、毎年育てるように。
たくさんとれるミニかぼちゃは友人に送ったあとも残るので、スライスしてサラダに入れたり、ペーストにしたり。
「和菓子が好きで、習っていたこともあるんです」という德田さんは、粒の粗いあんこが好み。かぼちゃのペーストと粒あんが、冬の定番です。
着なくなった服を冬の間にリメイク
サイズが少しきつくなり、ボタンが留めにくくなってしまったシャツは、袖下でカットし、別布をつけてチュニック風にリメイク。
「生地にひかれて、水玉模様の服を繰り返し買ってしまうんです。好きなものってそう変わらないんですね。リメイクしたら、パンツと合わせてゆったり着こなせるようになりました」
これでまた次の季節も、大好きな生地が身に着けられるように。
〈撮影/有賀 傑 取材・文/石川理恵〉
德田民子(とくだ・たみこ)
『装苑』などの編集長を務め、定年後は、夫婦で長野県安曇野市へ移住。著書に『安曇野便りの心地いい家仕事』(主婦の友社)がある。