インテリアを暖かく整えたり、おいしいものを仕込んだり。ほっこりと、心地いい家時間を過ごすための、冬の準備を聞きました。今回は、「北の住まい設計社」を営む渡邊雅美さんの冬じたくを紹介します。
(『天然生活』2021年12月号掲載)
(『天然生活』2021年12月号掲載)
渡邊雅美さんに聞く、冬の楽しみ方
めまぐるしく働く渡邊さんが唯一、休みがとれる年の暮れ。まとまった時間があるからこその、楽しみです。
厳かな雰囲気にテーブルを装って
クロスを引いたりキャンドルを並べたり、テーブルスタイリングも大好きな渡邊さんですが、やんちゃなお孫さんとの暮らしで出番が少なくなっていた模様。
「ようやくキャンドルは少し愛でてくれるようになりましたかね。日が短くなると、間接照明として火を灯したくなります」
クロス類は、「素材を替えるというより、デザインや雰囲気で合わせます。冬は静かでかしこまったイメージに」
お手入れしながら家具を長く愛用
年末に、大掃除と一緒に家具のケアをするのが渡邊さん流。
スウェーデンから研修に来ていた青年・ヤコブ仕込みの方法は、「水に溶かしたベジタブルソープをたわしにつけ、テーブルをこすって汚れを落とす。水ぶきで軽くふき取って完全に乾いたらメンテナンスオイルを塗り、再度乾いてからみつろうを塗る」とのこと。
木製家具のみならず、自然素材ならこの方法が応用できるそう。
〈撮影/古瀬 桂 取材・文/遊馬里江〉
渡邊雅美(わたなべ・まさみ)
北海道・東川町で道産無垢材の家具や家づくりを行う「北の住まい設計社」を夫婦で営む。ショップやカフェも併設。http://www.kitanosumaisekkeisha.com/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです