• “捨てずに生かす”を心がける暮らしの装飾家・ミスミノリコさんに、生かす喜びを感じられるレシピを教わります。今回は「自家製ジンジャーシロップ」のつくり方です。シナモン、ローリエ、クローブ、カルダモンと煮込み、香り高く。
    (『天然生活』2020年11月号掲載)

    生かす喜びが、暮らしを豊かに彩る

    2019年にオープンしたカフェ&セレクトショップ「manoma」。

    たくさんのお客さまを迎え、これまで以上に多くのものや食材を扱うようになったミスミさん。

    けれど「むだなく、捨てずに生かす」というまなざしは変わりません。

    「『こんなふうに生かしたらおいしかったよ』とか、『こんなふうにステッチしたらかわいいよね』というアイデアも含めて、おすそわけできる場所でありたいですね」

    捨ててしまうのは簡単。でもちょっと立ち止まって、手を動かしてみる。

    そうして見つけた工夫のなかに、暮らしを彩る喜びが宿っているのかもしれません。

    画像: シロップづくりで出る大量のしょうがも、焼き菓子などスイーツに活用

    シロップづくりで出る大量のしょうがも、焼き菓子などスイーツに活用

    自家製ジンジャーシロップのつくり方

    たっぷりのしょうがとスパイスを煮込んだ、香り高い特製シロップ。

    スパイス類はそのときどきで好みのものを合わせてアレンジしても。

    画像: 自家製ジンジャーシロップのつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ● しょうが(薄切り)500g
    ● 砂糖(*)500g
    A
    ・シナモンスティック2本
    ・ローリエ2枚
    ・クローブ4~5本
    ・カルダモン(すりこ木などで軽くつぶしたもの)4~5粒分
    ● レモンのしぼり汁大さじ2
    *砂糖は、好みのものでOK。今回は色をよくするためにグラニュー糖を使用。

    つくり方

     鍋にしょうがと砂糖を入れて軽くなじませ、冷暗所にひと晩おく。

     に水2カップ(分量外)とAを入れ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、20分ほど煮る。レモン汁を加えてひと煮立ちしたら火を止める。

     粗熱を取ったら、ざるでこし、シロップをびんに移す。

    画像: 牛乳、カフェオレベースにジンジャーシロップを加えれば、スパイスが香り立つ大人のドリンクに

    牛乳、カフェオレベースにジンジャーシロップを加えれば、スパイスが香り立つ大人のドリンクに



    〈撮影/五十嵐 丈 取材・文/玉木美企子〉

    ミスミノリコ(みすみ・のりこ)
    暮らしの装飾家/ディスプレイデザイナー。山形・鶴岡にてカフェ&セレクトショップ「manoma」をオープン。著書に『お気に入りの衣服を纏う』(KADOKAWA)。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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