柿と生ハムの重ねサラダのつくり方
薄切りの柿と生ハム、ゴルゴンゾーラを重ねたサラダ。柿の甘味が引き立ちます。
材料(つくりやすい分量)
● 柿 | 1個 |
● 紫玉ねぎ | 1/2個 |
● 生ハム(プロシュート) | 4~5枚 |
● ゴルゴンゾーラチーズ | 20g |
● A | |
・レモン汁 | 大さじ1 |
・赤ワインビネガー | 大さじ1/2 |
・ナンプラー | 小さじ1 |
・白こしょう | 少々 |
・オリーブオイル | 大さじ2 |
つくり方
1 紫玉ねぎは繊維を断ち切るように薄切りにし、塩水にさらす。平ざるにあげて、ペーパータオルで水けをよく切る。
2 柿は半分に切り、V字にヘタを取り、皮をむき、2〜3mm厚さに切る。
3 小さめのボウルにAを合わせ乳化するまでよく混ぜ、味見をして塩こしょうを加える。
4 器に柿を広げて、玉ねぎ、生ハムを重ね、ゴルゴンゾーラチーズを散らす。これを繰り返し、すべて盛り付けたらドレッシングをかける。
柿のこと
日本で古くから栽培されてきた柿。いまではアジアやヨーロッパでも「kaki」として人気があります。柿は甘柿と渋柿があり、渋柿は干し柿などにして食されています。
甘柿にはさまざまな種類がありますが、最も親しまれているのが富有柿。富有柿の原産地は岐阜県で、古典「礼設」の中にある「富有四海之内」から引用して「富有」と命名されました。100年以上の歴史があり、現在では全国の甘柿の約3割を占めています。
柿はビタミンCが豊富で、さらにカロテン、タンニン、カリウムなどさまざまな栄養素が含まれています。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、白血球の働きを助けます。カロテンには強い抗酸化作用があるため、免疫力がさらに高まり、これからの季節の風邪予防にも。
また、柿は加熱すると血流を促して冷えを防ぐシトルリンや、リラックス物質であるGABAなどの成分が増えるので、生だけでなくさまざまな調理法で楽しみましょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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