運動会や遠足などの行事、学校での毎日のお昼時間……。母のお弁当の「思い出の味」について、「日曜日のごちそう」主宰の森下美津子さんに聞きました。森下さんが大切にしている思い出の味の中から、2つのお弁当レシピも紹介します。
（『天然生活』2022年4月号掲載）
（『天然生活』2022年4月号掲載）
遠出のお楽しみ サンドイッチ弁当のレシピ
高校時代、吹奏楽部だった森下さん。遠征は決まって、空き時間につまめるサンドイッチかおにぎり。
「オムレツサンドは家族に人気で定番に。トーストだから食感が変わって飽きないんです」
中央奥は息子さんのお弁当の定番で、冷凍保存するスイートポテト。
オムレツサンドのつくり方
薄焼き玉子のように丸く焼くので、つくるのも、はさむのも手軽。
材料（1人分）
| ● サンドイッチ用のパン | 2枚 |
| ● ベーコン（薄切り） | 2〜3枚（30g） |
| A | |
| ・溶き卵 | 2個分 |
| ・塩、こしょう | 各適量 |
| ● 粒マスタード、ケチャップ、バター | 各適量 |
| ● なたね油（またはサラダ油） | 少々 |
つくり方
１ フライパンに油を入れて3cm幅に切ったベーコンを炒め、火がとおったらAを加える。ゆっくりと箸で卵を真ん中に寄せるようにしてふんわり混ぜ、しばらくしたら裏返して焼き、お皿に移す。丸く焼き上がったオムレツにケチャップをぬり、十字に切る。
２ パンをトーストし、片面にバター、粒マスタードをぬる。１をはさみ、しばらくお皿などで重しをし、半分に切る。
ジャムロールサンドのつくり方
レトロかわいくて食べやすい。ジャム×クリームチーズでも。
材料（1人分）
| ● サンドイッチ用のパン | 1枚 |
| ● 好みのジャム・バター | 各適量 |
つくり方
１ パンの耳を切り落とし、ラップの上にのせ、片面にバターを薄くぬり、好みのジャムをぬる。手前からくるくると巻いて、ラップで包みしばらくおく。
２ お弁当箱の大きさに合わせて、ラップをしたまま切り、ラップをはずして詰める。
〈撮影／伊藤 信 取材・文／宮下亜紀〉
森下美津子（もりした・みつこ）
京都・御所南にて、パン・おやつ・料理の教室「日曜日のごちそう」主宰。インテリアの仕事から、料理家に転身。『木と根』やネットショップでジャムなど販売。著書『季節を家につれてくる 旬をみつける小さなごちそう』（京都新聞出版センター）。インスタグラム@nichiyoubinogochisou
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
