(『天然生活』2023年12月号)
はなさんのお菓子づくりは、“おいしい”の笑顔のため
ファッションの仕事をはじめ、ラジオのパーソナリティやエッセイストとしても活躍する、モデルのはなさん。
多趣味なことでも有名で、プライべートで習い始めた茶道も7年目を迎え、暮らしの中で「お茶の時間」は切っても切れない存在といいます。
そんな、はなさんの好きなことのひとつがお菓子づくり。小学生のころ楽しさに目覚め、いまでは“買うよりつくるほうが早い”というほど、日常に根づいています。
「お菓子づくりのモチベーションは、“おいしい”の笑顔のため。贈る相手を思い浮かべながらお菓子をつくっている時間は、愛情とやる気に満ちていて、楽しい想像が膨らみます。そのハッピーの連鎖が、私のお菓子づくりへの探求心を支えているのかもしれません」
心が整う時間
忙しい自分を助けてくれるおまけのおやつ
はなさんが「おまけのおやつ」と呼ぶのは、お菓子づくりの際に余った生地などでつくる簡単なお菓子のこと。
なかでも、そぼろ状のクッキー生地「クランブル」は、つくって冷凍しておくと、さっと焼くだけでアイスクリームやヨーグルトにトッピングでき、ごほうび感のあるおやつになります。
心が整う時間
大切な人を思いながらお菓子をラッピング
サプライズ好きの性格から、贈りものをするときは、ラッピングも自分で手がけるというはなさん。
ラッピング材をまとめた袋の中には、リボンやシールがたくさん詰まっていて、見ているだけでわくわくします。
「“おいしい”の前に、ラッピングで相手の笑顔をもうひとつキャッチできたら、お菓子をつくる喜びも倍増します」
心が整うお菓子
紅玉りんごが大好きなはなさん。お店で見かけると買ってきては、タルトタタンやマフィンなど、りんごのお菓子をつくります。
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。
<撮影/山田耕司 取材・文/田辺千菊 ヘアメイク/吉岡美幸>
はな
モデル・タレント。17歳からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。近著の『別冊天然生活 はなのお菓子』(扶桑社)では、レシピ製作、お菓子の撮影とスタイリング、イラスト、執筆を手がける。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです