(天然生活2022年2月号掲載)
野田さんの新しい試み03
子どもとマッサージごっこをして笑う

マッサージで、「腕の裏側に青あざがある」「今日は足が冷えているな」という風に気づくことも多く、子どもの健康状態のチェックにも


マッサージに使うのは「ソンバーユ」の馬油。レストラン勤務時代に食用洗剤による肌荒れが悩みで、いろいろ試したどり着いたもの。ベタつかず、子どもの口に入っても安心
野田さんの新しい試み04
ひなたぼっこと30分の昼寝
周りの友人からの影響もあり、ここ最近は太陽の光を浴びることの大切さを意識するようになりました。
「紫外線でシミやそばかすが悪化すると日光を嫌がる方も多いですが、浴びていると、体の中にじんわりエネルギーが取り込まれているのを感じるんです」
また、食後などほんの少しの時間でもお昼寝をすると心身の疲れがすっと取れ、午後からも新たな気持ちでがんばれるそう。

完全に横になると本気の睡眠になるので、角度を調節できる座椅子を活用
野田さんの新しい試み05
おばあさまのエプロンを身に着ける

毎日あわただしく暮らしていると、いろんな家事が適当になることも。そこで「初心に戻ろう」「基本に還ろう」と思うときに取り出すのが、祖母・君江さんのエプロン。
「かつてレストランで働いていたときは、仕事と暮らしがきっぱり分かれていましたが、今は暮らしの延長に仕事があると考えています。
身に着けると、料理上手だった祖母が毎日台所に立つ姿を思い出し、『私もがんばろう』と思えます」

エプロンはたたんでかごに収納。奥2枚は「IROTORIE」のもの
野田さんが取り入れた新しい楽しみ
月や星座を眺める時間をもつ

「日々の生活はつい目の前にあることに意識が向きがちですが、自分の周りに大きな世界があることを感じられると安心し、自然の流れに身を任せておけば大丈夫と思えるように。私にとっては、とても大きないい変化でした」

子どもも読める図鑑も購入し、月の満ち欠けを一緒に眺めるのも日課に
〈撮影/萬田康文 取材・文/田中のり子〉
野田悠子(のだ・ゆうこ)
大学卒業後にフランス留学、フランス料理店のシェフを経て、ふたりの女の子を出産。子育てのかたわら、「植物料理家」として「きみえ」の活動をスタートする。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです