(『天然生活』2012年2月号掲載)
少しの工夫で、お餅を新鮮なおいしさに
お正月も終わり頃になると、「お餅が余って困ってしまう」という声をよく耳にします。
でも、そんなお餅の食べ方も、冷水さんの手にかかると、食べ飽きしない、おいしい組み合わせに変身するから驚き。お餅って、少し目線を変えると、新鮮なおいしさと可能性を兼ね備えた万能食になるのです。
「手でこねて、手で食べるお餅は、『手』を連想させるもの。レシピは、手を加えすぎないことを心がけてシンプルに。そのほうが、お餅らしい感じがしませんか?」
「とろろ昆布餅」のつくり方
やわらかくゆでた餅にしょうゆをからめ、とろろ昆布をふわり。とろろ昆布のうま味が効いて、素朴でほっとする味わい。
材料(2個分)
● 切り餅 | 2個 |
● とろろ昆布 | ひとつかみ |
● 薄口しょうゆ | 小さじ2 |
つくり方
1 餅は水からゆで、沸騰したら火を止めて、2~3分、お湯の中で蒸らす。
2 1の餅にしょうゆをからめ、とろろ昆布をふんわりまぶす。
おいしいお餅の焼き方
オーブントースターで焼く場合:餅をセットして、こんがりと焼けたらスイッチを切り、2~3分おく。
網の上でじか火で焼く場合:片面が焼けたら返し、アルミホイルをかぶせてもう片面を焼く。焼けたら火を止め、蒸らすように2~3分おく。
〈料理・スタイリング/冷水希三子 撮影/大沼ショージ 取材・文/花沢理恵〉
冷水希三子(ひやみず・きみこ)
レストランやカフェ、季節の食材を使った、やさしくシンプルなレシピが評判を集める。料理にまつわるコーディネート、スタイリング、レシピ制作を中心に、書籍、雑誌、広告など多岐にわたって活躍。
インスタグラム:@kincocyan
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです