(『天然生活』2018年10月号掲載)
筋肉の流れに沿って肌を刺激
SPECIAL CARE3 ウォーターマッサージ
◆用意するもの
•鶴頸スポイト(左)または、ノズル付きスプレー(右)
雑貨店や100円ショップなどで売っているノズル付きスプレーや鶴頸スポイトに精製水(または水道水)を入れ、バスルームで顔の筋肉の流れに沿って満遍なく水をかけるだけ。
「鶴頸スポイトならばピンポイントで筋肉を上手に刺激してくれ、水分と油分のバランスを整えてくれます。また、ウォーターマッサージを行うことで、表皮が水分を含んでふっくらとするので、毛穴が目立たなくなります」
バスタイムに2~3分で行えるマッサージ法です。
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顔の筋肉、表情筋の流れに沿って矢印の順番で水をかけることがポイント。「内から外」「下から上」へ筋肉を刺激するつもりで行って。
小さな肌のSOSを見逃さず
SPECIAL CARE4 温冷ケア&クリームパック
肌は内側の鏡。もし朝、鏡を見てなんだか冴えないときは、まずは昨日の一日を振り返りましょう。
しっかり食事をし、睡眠がとれていれば、翌朝は疲れを引きずりません。しかし、もし肌がくすんでいたり、むくんでいたりするならば、夜のお手入れ不足か生活習慣の乱れが原因かも。美肌は一日にしてならず。
気まぐれに手抜きしてでは、きれいになれるわけがありません。
昨日の疲れや手抜きを挽回するためにも、温冷ケアやクリームパックで血行を促し、きゅっと肌を引き締めるお手入れを取り入れましょう。
血行を促進
【温冷ケア】
◆用意するもの
•ミトンまたはタオル
•氷
•ラップ
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ミトンやタオルを水で濡らして軽く絞り、500Wの電子レンジで15~30秒温めてから、顔全体を覆う。耳も忘れずに。
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氷をラップにくるみ、肌表面に当て、鎮静させる。1 と 2を交互に何度か行う。氷ではなく、柔らかい保冷材を使ってもよい。
栄養を与える
【クリームパック】
◆用意するもの
•クリーム
•化粧水
•6×9cmの大判のコットン(裂けるタイプ)
※佐伯さんオリジナルの大判コットン(8×20cm)も便利
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こんなにたっぷりでいいの、というほど多めのクリームを手に取り、手のひらで温める。とくに冬は、温めるかどうかで、効果がまったく違ってくる。
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洗顔後、何もつけていない肌に、をたっぷり5点置き(両頰、ひたい、鼻の頭、あご)する。あごから耳下へ、両頰からこめかみへ、鼻の頭からひたいへ、ひたいは内から外へ向かって、入れ込むようにのばす。
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水を軽く絞ったコットンに500円玉大の化粧水を含ませ、2枚に裂き、顔の下半分と上半分に貼り(目と鼻、口の位置に穴をあける)、ふたをする。そのまま10分おく。コットンを取り、手のひらでプッシングして、よく入れ込む。
〈監修/佐伯チズ 取材・文/橋本優香 イラスト/はまだなぎさ〉
佐伯チズ(さえき・ちず)
1943~2020年。外資系化粧品会社を定年退職後、世界中の女性をきれいにするため、美肌顔師として〝お金をかけずだれもがきれいになれる〞佐伯式スキンケアを提唱。『美肌革命』(講談社)ほか、著書多数。http://www.saekichizu.com/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです