(『天然生活』2018年10月号掲載)
皮脳同根=肌と心は根が同じ。きれいになりたい気持ちを込めて
佐伯式メソッド「ベーシックスキンケア編」
"多くの女性に足りないのは自分できれいになろうという意識。そのためには〝現実〞を知ることから始めましょう"
年齢とともに気になるシミやシワ。それは年齢だけではなく自分の責任でもあるという佐伯さん。
「片手間にケアする人が多いです。化粧水をつけて、すぐ美容液、すぐクリームでは、きちんと肌に浸透しません。本当のスキンケアは、時間をかけ、両手で気持ちを込めて行うもの」
多くの女性に足りないのは自分できれいになろうという意識。そのためには〝現実〞を知ることから始めるべき、と佐伯さんはいいます。
「顔の正面に手鏡を持ち、そこに映る顔は現在の顔。次に真上に手鏡を持ち、すっきり映る顔は5年
前の顔。真下に持ち、たるんで映る顔は、5年後の顔です」
まずは5年前の顔を目指しましょう。

さえき・ちず (1943年6月~2020年6月)外資系化粧品会社を定年退職後、世界中の女性をきれいにするため、美肌顔師として〝お金をかけずだれもがきれいになれる〞佐伯式スキンケアを提唱。http://www.saekichizu.com/
メイクや汚れを浮かすようにやさしく取り除く
STEP1 クレンジング
◆用意するもの
・ポイントメイクリムーバー
・クレンジングクリーム
・コットン(裂けるタイプ)
与えることより取ることを大事にしている佐伯さん。
「乾燥肌で悩む多くはダブル洗顔などの洗い過ぎが問題。年齢を重ねたら、水分、油分のバランスがよい、皮脂を取りすぎないクレンジングクリームがおすすめです。ただし、目元、口元に濃いメイクをしているならば、必ずポイントリムーバーを使用すること。手に力を入れず、クリームの油分と手の温かさでやさしく滑らせる。下の方法で365日洗うだけで、肌は変わりますよ」
1

ポイントメイクを落とす。コットンを水で湿らせ、手のひらで軽く絞り、ポイントリムーバーを目の幅程度に垂らし、コットンを5枚に裂く。
2

1で裂いたコットンを1枚、三角に折って目の下に当て、もう1枚で、まぶたをふく。逆の目も同様に行う。残った1枚で口元をふく。こすらず、やさしく。
3

さくらんぼ大のクレンジングクリームを手に取り、手のひらで温める。両頰、ひたい、鼻の頭、あごの順にクリームをのせ(クリームの5点置き)、矢印の方向に、手のひら全体でのばす。
4

3と同様に、クリームを鼻先からひたい、ひたいからひたい全体へ手のひら全体でのばす。
5

同様に、鼻筋→小鼻にクリームをなじませる。
6

同様に、鼻先、口元、首も行う。 3 ~ 6を3回同様に繰り返し、クリームをなじませたら、濡らしたコットンで、3 ~ 6の順でクリームをやさしくふき取る。次にコットンを裏返し、同様にふき取る。好みで最後に、ぬるま湯で洗う。
〈監修/佐伯チズ 取材・文/橋本優香 イラスト/はまだなぎさ〉
佐伯チズ(さえき・ちず)
1943~2020年。外資系化粧品会社を定年退職後、世界中の女性をきれいにするため、美肌顔師として〝お金をかけずだれもがきれいになれる〞佐伯式スキンケアを提唱。『美肌革命』(講談社)ほか、著書多数。http://www.saekichizu.com/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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