• 忙しいときも、うまくいかないときも、自分を支えてくれるのは自分自身。文筆家・安達茉莉子さんの「自分にとっての幸せ」を見つめ直し、しなやかな軸の獲得を目指す生活改善運動。安達さんが実践し、結果を実感できた3つの考え方を紹介します。
    (『天然生活』2024年3月号掲載)

    生活改善運動で心がけた、3つの〈考え方〉

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    【生活改善運動】考え方01
    幸せなほうを選ぶ

    画像: 【生活改善運動】考え方01 幸せなほうを選ぶ

    どんな選択も「自分が幸せになる」ほうを選ぶように心がけます。

    「自分が我慢すればいい」「社会的にはこうすべき」という視点で判断を下すと、徐々に心が削られて不満がたまっていくからです。

    「不満のある状態が続くと、自分はもちろん人のことも大事にできません。基本原則として自分の幸せや好きを基準にして、できる、できないの線を引くことが結果的に周りのためにもなります」

    【生活改善運動】考え方02
    自分が子猫だったら、と考える

    画像: 【生活改善運動】考え方02 自分が子猫だったら、と考える

    自分を優先したり大切にしたりすることに罪悪感をもってしまう人は、自分を「子猫」と考えてみるのも手。

    「子猫がいたら、きっとふかふかで暖かい寝床やおいしいごはんを与えて慈しみますよね。それと同じ目線で自分を扱い、子猫のように大事にされるべき存在だと認識してほしいです」

    自己犠牲や自己否定をしてしまう状況を当たり前と思わず、少しずつ自分に目をかけてみて。

    【生活改善運動】考え方03
    嫌いなことは嫌いでいい

    嫌いなものや嫌いな人がいるのは当たり前。否定せず、あえて表明もせず、そのまま受け止めてと、安達さん。

    「自分を責めたり好きになろうとがんばる必要はなくて、マイナス面も受け入れて正直にいることが、自分自身を大切にすることにつながります。自分が不快に思うものを把握していると、喜びを感じるものを見つけやすいというメリットにも」



    〈監修・撮影/安達茉莉子 取材・文/熊坂麻美 イラスト/カトウミナエ〉

    画像: 【生活改善運動】考え方03 嫌いなことは嫌いでいい

    安達茉莉子(あだち・まりこ)
    作家、文筆家。著書に『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)など。『書きあぐねて山河あり』(集英社『すばる』)などを連載中。
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    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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