• 毎朝、ちょっとした掃除を習慣にしておくと、汚れが軽いうちに落とせるのでとても楽になります。忙しい朝時間でも無理なくできるルーティン掃除を、イデー ヴィジュアルマーチャンダイザーの小林夕里子さん教えていただきます。今回は、「シンクまわり」の朝一番のルーティン掃除と、朝のために夜にしておく掃除について伺いました。
    (『天然生活』2021年5月号掲載)

    気持ちが落ち着き、家が好きになる、朝の掃除

    インテリアショップ「イデー」のディスプレイを監修する小林夕里子さん宅は、まるで小さなギャラリーのよう。アート作品が壁に飾られ、どこを見ても清潔で、ていねいに整えられています。

    掃除のなかで一番好きなのは水まわりで、キッチンシンクとガス台は使い終わったら必ずふきます。

    「キッチンがオープンなので、においが漂いやすいんです。

    夜、帰宅したときに朝ごはんの残り香がするより、フレグランスの香りがしたほうが気持ちいいので、ぱぱっとふくようにしています」

    その日の仕事内容によって、朝、家を出る時間はまちまち。

    時間のあるときは植物をふいたり、床にフローリングモップをかけたりすることもあります。

    「土曜日の午前中にまとめて掃除をするのですが、汚れがひどくなるとおっくうなんですよね。自分が気になるところだけは平日の朝に掃除しておくことで、気持ちに余裕ができて、うれしいです」

    routine
    朝食後、食洗機を動かしている間にシンクとコンロをふく

    画像: 五徳もふいてきれいに。毎日ふいているため、こげや汚れがこびりつかず、大掃除のときも楽

    五徳もふいてきれいに。毎日ふいているため、こげや汚れがこびりつかず、大掃除のときも楽

    画像: ふき掃除に愛用しているのは無印良品の「落ちワタ混ふきん12枚組」

    ふき掃除に愛用しているのは無印良品の「落ちワタ混ふきん12枚組」

    朝食後、食洗機で食器を洗っている間に、シンクとガス台を軽くひとふき。

    「大学時代、飲食店の調理場でアルバイトをしていたので、使い終わったらシンクの中まで水けをふき取る習慣が身についています」

    ふだんはふきんで、汚れがひどいときはメラミンスポンジを使用。

    洗剤は使わず水だけなので、短時間で終わる。

    routine
    植物に水をやるついでに、週に2~3回は葉をふく

    余裕があるときは、週に2~3回くらい、ベランダと室内の植物に水やりし、この家に越してきたときから育てているという、モンステラの葉を水ぶきする。

    画像: 「葉を1枚ずつふいても全部で20枚程度なので、すぐ終わりますよ」

    「葉を1枚ずつふいても全部で20枚程度なので、すぐ終わりますよ」

    画像: モンステラの葉は深い切れ込みや穴があるのが特徴なので、ていねいに

    モンステラの葉は深い切れ込みや穴があるのが特徴なので、ていねいに

    「葉にほこりがついていると、そのほこりをえさにする虫が寄ってくると聞いたので、こまめにメンテナンスしています」

    ティッシュだと繊維がつくため、ぬれふきんで。

    朝のために夜しておく掃除

    洗面台の水けをふく

    画像: 洗面台の水けをふく

    水まわりの掃除が一番好きだという小林さん。

    洗面台は、夜、歯磨きをしたあとふきんで水けをふき取る。

    「朝、使うときに気持ちがいいですし、最後にここをきれいにすることで、1日が終わった感じがします」



    <撮影/林 紘輝 取材・文/長谷川未緒>

    小林夕里子(こばやし・ゆりこ)
    オリジナルの家具や、国内外からセレクトした雑貨を扱う、インテリアショップ「イデー」にて、ヴィジュアルマーチャンダイザーを務める。著書に『暮らしを愉しむお片づけ』(すばる舎)。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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