里いものこと
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ねっとりとした独特の食感が魅力の里いも。里いもに含まれるぬめり成分は血糖値やコレステロールを下げることで知られています。また、腸内環境を整える整腸作用もあるので、便秘に悩む人には、ぜひ取り入れていただきたい食材です。
順調に成長した里いもは、丸みを帯びてふっくらとし、はっきりとした縞模様が見られます。購入する際はチェックしましょう。
また、里いもを触り、手がかゆくなった場合には、酢水をつけるとかゆみが和らぎます。
里いもの保存法

泥がついたまま室温に置くとカビが出る場合があるので、泥を水で洗い流し、ざるに上げ、しっかり乾かします。ペーパータオルを敷いたナイロンの袋に入れて冷蔵庫で保存すると、日持ちもよく、すぐに使えて便利です。
里いものむき方
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乾いた里いもの天地を落とし、お尻の方から縦にむく。
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なるべく薄くむき、汚れはペーパータオルで拭きとる。こうすると、うま味を損なわず、煮崩れがありません。
里いもとにんにくの小鍋仕立てのつくり方
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にんにくとナンプラーが深い味わいを生み出します。
材料(つくりやすい分量)
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● 里いも | 400g |
● にんにく(みじん切り) | 大さじ1 |
● ごま油 | 大さじ1 |
● チキンスープ | 2カップ |
● 酒 | 大さじ2 |
● 味噌 | 大さじ1/2 |
● ナンプラー | 大さじ1〜1と1/2 |
● 塩、白こしょう | 少々 |
● 細ねぎ | 5本 |
つくり方
1 里いもは皮をむき3〜4cm大に切り面取りをする。面取りした部分も取り置く。
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2 土鍋にごま油とにんにくを入れて中火で熱し、1の面取りした部分を入れ、透き通ってくるまで炒める。さらに里いもを加えて炒め、油をなじませる。
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3 酒を加え、ひたひたになるまでチキンスープを注ぎ、弱火にして15分ほど煮る。
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4 味噌を加え、ふたをして煮る。里いもがやわらかくなったらナンプラーを加え、ひと煮たちさせ、味をみて塩と白こしょうでととのえ、小口切りにした細ねぎをかける。
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〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉
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松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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