(『天然生活』2022年5月号掲載)
素材そのものをおいしく。元気をつくる、朝ごはん
「朝ごはんはいつも7時半頃、食べないと動けないです」と、森脇今日子さん。
神戸・六甲で器や暮らしの道具の店「MORIS」を営みます。
限られた時間で段取りよく仕事をするのが好き。8時半にはお店に向かい、お菓子を焼いたり、開店準備をしたり、大忙し。朝ごはんは元気のもとです。
「食べる順番は、ヨーグルトと果物→パン→アーモンド。炭水化物から食べると血糖値が急に上がってしまうからこの順番で。日本で薬剤師をしていた姉のアドバイスです。体の仕組みに詳しいので、母も私も姉のいうとおりに」
お姉さんはイギリス在住、今日子さんもお菓子づくりを学びに留学して以来、何度となく訪れてきました。マッシュルーム on toastは、イギリスで覚えた食べ方です。
「学生時代、“Bed & Breakfast”でアルバイトをしていたんですけど、卵とかビーンズとか、みんな好きなものを“on toast”で注文するんです。英国は大好きなマッシュルームがすごく安いので、たっぷりon toastできます」
オーブンでローストするアーモンドはデザート代わり。朝ドラを見ながらコーヒーミルクと。
「160℃のオーブンで20分、生のアーモンドを焦げるくらいまで香ばしく焼いています。大好きすぎて手が止まらなくなるから、5粒と決めているんです」
朝は決まってパンとヨーグルト
「マッシュルーム on toast」のつくり方

MENU:マッシュルーム on toast、ヨーグルトと果物、コーヒーミルク、アーモンド5粒、お茶
大好きなマッシュルームを炒め、こぼれんばかりにのせたお気に入りのon toast。
ふだんはトーストにジャムを合わせてシンプルに。
果物とケフィアヨーグルトから食べ始め、締めにアーモンドを。ほうじ茶は朝のお供えのお下がり。

エスプレッソマシンで淹れるコーヒーミルク、「柳桜園茶舗」のほうじ茶
材料とつくり方(1人分)
1 フライパンに油を熱し、8mm厚さに切ったマッシュルーム10個を入れて、中火で焼きつける。しんなりしてきたら、塩、こしょう(各適量)を加えて炒める。
2 カンパーニュ(スライス)1枚をトーストして有塩バター適量をぬり、1をのせる。
<撮影/大段まちこ 取材・文/宮下亜紀 構成/鈴木理恵(TAND)>

森脇今日子(もりわき・きょうこ)
「MORIS」店主。使ってよかったものを分かち合いたくて、生まれ育った神戸・六甲で器や暮らしの道具を扱う。中国茶教室など、ワークショップも行う。 https://moris4.com/、インスタグラム@moris_des
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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