• スウェーデンでは「フィーカ」と呼ばれるお茶時間。グラフィックデザイナーでサルビア主宰のセキユリヲさんのフィーカにおじゃましました。スウェーデンの工芸学校への留学経験もあるセキさん。当時は、クラスメートとのゆるやかなお茶時間を大事にしていたそう。
    (『天然生活』2022年6月号掲載)

    セキさんが体験した「現地のお茶時間スタイル」

    よほど気候が悪いときは食堂でしたが、基本は外のテーブルで。

    クラスメート全員が集まれば、フィーカがゆるやかに始まります。

    当番制で「軽食」を用意

    セキさんの学校では、フィーカ係は当番制。

    「係は軽食を用意し、時間になったら『フィーカー』とみんなを呼ぶのが仕事でした」

    ちなみにこの日は、「赤い服を着た女性が誕生日で、ケーキは彼女の手づくり。スウェーデンでは、誕生日の人が当日のフィーカを準備します」

    画像: 当番制で「軽食」を用意

    友達と一緒にお菓子づくり

    「田舎でお店も少ないので、よく友達の家へ遊びに行っては、一緒にお菓子をつくりました」

    あるもので暮らしを紡ぎ、その暮らしを丸ごと楽しむ毎日だった。

    画像: 友達と一緒にお菓子づくり

    干して、もいで楽しむ「りんご」

    「友達がりんごを干していた様子がかわいくて」とセキさん。

    りんごのよく採れる地域で校内にも木があり、みんな自由にもいで食べていたそう。

    画像: 干して、もいで楽しむ「りんご」


    〈撮影/前田 景 取材・文/遊馬里江〉

    セキユリヲ(せき・ゆりを)
    古きよき日本の伝統文化に学びながら生活雑貨づくりをする「サルビア」主宰。自然の美しさを表現したパターンデザインをはじめ、雑誌や書籍、プロダクトデザインの仕事多数。「北の住まい設計社」の渡邊雅美さんらとともに「Higashikawa くらしの編集室」の活動もスタートした。
    インスタグラム@salvia_official

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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