東京から故郷の岩手に移り住んだ、料理家の豊村 薫さん。父がつくり、母が愛した実家の台所は、木に包まれ温かな雰囲気が漂っています。季節の保存食づくりがライフワークという奥村さんに、自慢の台所と保存食づくりのお話を伺いました。
(『天然生活』2019年11月号掲載)
(『天然生活』2019年11月号掲載)
自慢の台所でつくる、保存食と展開料理
さまざまな保存食を手づくりしている豊村さん。
とっておきの保存食と展開料理を教えていただきました。
塩麹

米麹100g、水150g、塩30gを保存びんに入れ常温に置く。とろりとしたら完成なので冷蔵庫へ。調味料にしたり漬け床にしたり。
自家製保存食を使って…
塩麹漬け生さけ

旬の生さけと三陸のほたてをひと晩塩麹に漬ける。塩麹をぬぐってグリルで焼いていただく。
「酵素の力で素材はやわらかくなりうま味もアップします。塩麹は‟極楽塩”という昔ながらの製法でつくった塩と有機麹が原料です」
〈撮影/萬田康文 取材・文/鈴木麻子〉

豊村 薫(とよむら・かおり)
料理作家、国際中医薬膳師。無添加をテーマに体が喜ぶ料理を提案。岩手県・一関在住。主宰する「薫風農園」のサロンでランチを供する活動や、年に数回、東京で料理教室も。https://kunpu-noen.com/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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天然生活2025年5月号では、台所の特集をしています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。