• 離れて暮らす高齢の親へ、“つくりおき”のちょっとした気づかいを。実家に料理を届け始めて20年以上の大先輩、料理研究家の“グー先生”こと林 幸子さんに、少しずつをいろいろ楽しめる「おかずの盛り合わせ」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2021年7月号掲載)

    「おかずの盛り合わせ」のつくり方

    食が細い方や、1品ずつ温めるのが面倒という方には、おかずの盛り合わせもおすすめ。

    画像: 「おかずの盛り合わせ」のつくり方
    画像1: 5つのいろいろ「作り置きおかずの盛り合わせ」のつくり方。料理研究家・林幸子さんの“親に届ける作り置き”

    おかず 1
    小松菜と焼きしいたけの
    のりマヨあえ

    *保存期間:冷蔵庫で3〜4日

    材料(4人分)

    ● 小松菜1束
    ● しいたけ8本
    A
    ・青のり大さじ2〜3
    ・マヨネーズ大さじ2
    ・しょうゆ大さじ1/2
    ・だし汁大さじ1

    つくり方

     小松菜は3cm長さに切り、電子レンジで3分加熱する。水にとって冷まし、水けをしぼる。

     しいたけは石づきを切り落とし、網にのせて直焼きにし、薄切りにする。

     Aであえる。

    画像2: 5つのいろいろ「作り置きおかずの盛り合わせ」のつくり方。料理研究家・林幸子さんの“親に届ける作り置き”

    おかず 2
    甘酢しょうがとトマトの
    マリネサラダ

    *保存期間:冷蔵庫で約1週間

    材料(4人分)

    ● 新しょうが100g
    ● ミニトマト1パック
    ● きゅうり1本
    ● オレンジ1個
    〈甘酢〉
    ・酢100mL
    ・砂糖大さじ2
    ・塩小さじ1/2

    つくり方

     新しょうがを薄切りにし、熱湯で手早くゆで、ざるにあげて軽く塩(分量外)をふる。あつあつのうちに、甘酢の材料とともにポリ袋に入れ、そのまま冷ます。

     きゅうりは1cm厚さに切る。ミニトマトはへたを取り、湯むきする。オレンジは皮をむき、2cm厚さのいちょう切りにする。

     を入れ、空気を抜いて袋の口を閉じる。30分以上おいて、味をなじませる。

    画像3: 5つのいろいろ「作り置きおかずの盛り合わせ」のつくり方。料理研究家・林幸子さんの“親に届ける作り置き”

    おかず 3
    折りたたみえび餃子

    *保存期間:冷蔵庫で3〜4日

    材料(20〜24個分)

    ● えび200g
    ● にら1束
    ● 大和いも100g
    ● 餃子の皮1袋
    ● ごま油、塩、こしょう各適量

    つくり方

     えびは殻と背わたを取り、粗みじん切りにする。にらはみじん切りにして塩でもみ、水洗いして水けをしぼる。大和いもは皮つきのまま、すりおろす。

     をボウルに入れて混ぜ合わせ、塩、こしょうをする。

     餃子の皮を並べる。をポリ袋に入れ、はさみで端を切り落とす。大さじ2程度ずつ、皮の中心にしぼり出す。皮を半分にたたむ。

     フライパンにごま油を熱し、を並べる。焼き色がついたら裏返す。水大さじ1〜2(分量外)を加えてふたをし、水分が飛ぶまで加熱する。

    画像4: 5つのいろいろ「作り置きおかずの盛り合わせ」のつくり方。料理研究家・林幸子さんの“親に届ける作り置き”

    おかず 4
    豚肉のごま酢煮

    *保存期間:冷蔵庫で約1週間

    材料(8個分)

    ● 豚薄切り肉200g
    ● パプリカ(赤、黄)各1個
    ● 白練りごま50mL
    ● 塩、薄力粉各適量
    A
    ・ぽん酢100mL
    ・だし汁100mL

    つくり方

     豚肉を1枚ずつ広げ、軽く塩をふってしばらくおき、ペーパータオルで水けをふき取る。

     パプリカを縦のせん切りにする。

     に薄力粉をふってを芯にしてぎゅっと巻き込み、肉をしっかりくっつける。

     練りごまをAで溶きのばして鍋に入れて熱する。煮立ったらを入れてふたをし、弱火で10分ほど煮る。食べやすい大きさに切る。

    画像5: 5つのいろいろ「作り置きおかずの盛り合わせ」のつくり方。料理研究家・林幸子さんの“親に届ける作り置き”

    おかず 5
    わかめの信田巻き

    *保存期間:冷蔵庫で3〜4日

    材料(12個分)

    ● 塩蔵わかめ80g
    ● 油揚げ2枚
    A
    ・だし汁300mL
    ・みりん大さじ1と1/2
    ・しょうゆ大さじ1と1/2

    つくり方

     わかめは洗って塩を落とし、たっぷりの水に1分つけ、水けをよくしぼる。油揚げはペーパーで押さえて油を吸い取り、3方を切って開く。

     油揚げの中面を上にして広げ、わかめを油揚げの長さに折りたたんでおいて巻く。巻き終わりにようじを6カ所ずつ刺す。

     フライパンを熱し、を入れて軽く焼き付け、Aを注ぎ入れる。途中で向きを変えながら汁けが少なくなるまで煮る。ようじとようじの間を包丁で切る。



    〈料理/林 幸子 撮影/有賀 傑 取材・文/河合知子〉

    林 幸子(はやし・ゆきこ)
    料理研究家。東京・表参道の料理教室「アトリエ・グー」主宰。“グー先生”の愛称で雑誌、TVで活躍中。著書は『親に作って届けたい、つくりおき』(大和書房)など多数。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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