• 茨城・筑波山麓で自給自足的暮らしを送るフリーライター・和田義弥さん。著書『家庭菜園の超裏ワザ』は、家庭菜園誌『やさい畑』の人気連載をまとめた、ちょっと過激でユニークな栽培実験の記録です。今回は、本書のなかから極甘トマトを育てる荒ワザを紹介します。

    エレベーター栽培の手順

     塩ビ管は全長の約1/3を地中に埋める。排水性を高めるため、土に埋まる部分にはドリルで横穴をあけておく。

    画像1: エレベーター栽培の手順

     塩ビ管を埋める位置に、スコップで管の直径(10cm)よりやや大きめの穴を掘る。

    画像2: エレベーター栽培の手順

     塩ビ管を穴に埋めて垂直に立てる。180cm管なら60cmを埋め、残りの120cmを地上に出す。穴に管を収めたら、周囲の土を埋め戻し、踏み固めて安定させる。

    画像3: エレベーター栽培の手順

     普通栽培と同様に土づくりした畑の土を、塩ビ管の口まで充填し、てっぺんに苗を植えつける。苗は植えつけ前に水を入れたバケツに浸し、根鉢をじゅうぶん湿らせておく。

    画像4: エレベーター栽培の手順

     使用品種はミニトマトの『ミニキャロル』(サカタのタネ)。公式HPによると「普通の栽培で糖度8度以上、水分を抑えた栽培では10度を超えることも」あるという。ただし、経験上、家庭菜園レベルで普通に栽培して糖度8度を超えるのは難しい。

    画像5: エレベーター栽培の手順

    本記事は、『家庭菜園の超裏ワザ』(家の光協会)からの抜粋です。

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    『家庭菜園の超裏ワザ』(家の光協会)

    『家庭菜園の超裏ワザ』(家の光協会)|和田義弥(著)

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    <撮影/阪口克>

    和田義弥(わだ・よしひろ)
    1973年茨城県生まれ。フリーライター。20〜30代前半にオートバイで世界一周。40代を前にそれまで暮らしていた都心郊外の住宅街から、茨城県筑波山麓の農村に移住。昭和初期建築の古民家をDIYでセルフリノベーションした後、丸太や古材を使って新たな住まいをセルフビルド。約5反の田畑で自給用の米や野菜を栽培し、ヤギやニワトリを飼い、冬の暖房を100%薪ストーブでまかなう自給自足的アウトドアライフを実践する。著書は『増補改訂版 ニワトリと暮らす』(グラフィック社)、『一坪ミニ菜園入門』(山と渓谷社)など多数。



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