子どもや夫など、だれかのためにつくるお弁当は、自分のものとはまた違う、特別感があるものです。料理家・飛田和緒さんに、娘への思いとともに、「たけのこごはん弁当」のレシピを教えてもらいました。
(『天然生活』2021年4月号掲載)
(『天然生活』2021年4月号掲載)
高野豆腐と菜の花の炊き合わせ

たっぷりつくるとおいしい常備菜のひとつ。おいしいだしとシンプルな調味料で。
材料(つくりやすい分量)
● 高野豆腐 | 4枚 |
● 菜の花 | 1束 |
● だし | 300mL |
● 塩 | 小さじ1/2 |
● しょうゆ | 小さじ1 |
つくり方
1 高野豆腐は湯でもどし、水で押し洗いして乾物臭を抜き、食べやすい大きさに切る。
2 鍋にだしと塩、しょうゆを合わせて煮立たせ、1を加えて落としぶたをして約15分煮る。火を止め、そのままおいて味をふくませる。
3 菜の花はゆで、水にとって色止めする。食べやすい長さに切って水けをしぼる。2の粗熱が取れたら、菜の花を加えて約20分おく。

保存は冷蔵庫で3~4日。「といっても、お弁当や晩ごはんのおかずに、あっという間に食べてしまいます」
〈撮影/川村 隆 取材・文/結城 歩〉
飛田和緒(ひだ・かずを)
料理家。身近にある四季折々の食材を使った家庭料理を提案する。お弁当にも大活躍の常備菜のレシピを集めた著書『常備菜』(主婦と生活社)は料理レシピ本大賞を受賞。著書に『くりかえし料理』(扶桑社)などがある。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです