卵なし! 米麹と豆乳でつくる植物性マヨネーズ
みなさま、こんにちは、榎本美沙です。
5月、新緑がきれいで目が癒される時季ですね。
今月は、米麹を使ったヘルシーなマヨネーズ「発酵マヨネーズ」をテーマに、つくり方と活用レシピをご紹介します。
発酵マヨネーズは植物性でオイルも少なめ、軽やかでやさしい味わいです。
野菜にはもちろん、卵料理にもよくあいますよ。
よろしければお試しくださいね。
「発酵マヨネーズ」のつくり方

材料(2人分)
● 米麹(生/常温に戻す) | 100g(※乾燥麹でもOK/下記のポイント参照) |
● 無調整豆乳 | 80mL |
●A | |
・酢(今回は黒酢もろみのにごり酢) | 大さじ1と1/2 |
・塩 | 4g |
● オリーブオイル(サラダ油でも可) | 大さじ1 |
つくり方
1 耐熱容器に豆乳を入れ、ラップをふんわりとかけて電子レンジ600Wで20秒加熱する。
ジッパー付き保存袋に米麹を入れて、塊があればほぐし、豆乳、Aを加えてよく混ぜる。

2 炊飯器を保温にして、内釜にふきんを敷いて、1を袋の口を少し開けてのせる。
炊飯器の蓋は開けたまま8〜10時間保温する。まろやかな味わいになればOK。


3 ボウルに2、オリーブオイルを入れて、ブレンダーまたはミキサーで撹拌する。清潔な保存瓶に移して保存する。

★ポイント
乾燥麹を使用する場合、麹の量は同量でOKです。その際、〈つくり方〉の工程1で、ジッパー付き保存袋に水大さじ1を追加します。
次回は、この発酵マヨネーズのおすすめの食べ方「ウフマヨ」をご紹介します。
楽しみにしていただけたらと思います。

榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。
YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。
新刊『毎日、水キムチ いちばん手軽な乳酸発酵』(文化出版局)が2025年5月発売。
そのほかの著書に、『榎本美沙のひと晩発酵調味料とからだが喜ぶ発酵献立』(主婦と生活社)、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)、『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(ともに主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。
「榎本美沙の料理教室」
https://online.misa-enomoto.com/
●YouTube
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米のとぎ汁に野菜や果物を漬けて発酵させる「水キムチ」は乳酸菌たっぷりで腸活に最適。塩分控えめで辛みはほとんどなく、作るのもすごく簡単。そのままでおいしいのはもちろん、ジャンルを問わず様々な料理にも展開できる優れた発酵食品です。