• 夫婦で過ごして36年。服飾ディレクターの岡本敬子さんと編集者の岡本仁さんは、違うところも互いに面白がりながら、心地よい距離感でふたり暮らしを続けています。一緒に過ごす朝の散歩と夜の食事以外は、それぞれのひとり時間を大切にしているという“ふたりの日常”。『私のふたり暮らし』(光文社)より、一緒に過ごす「夕食の時間」を紹介します。
    画像: 夫婦36年目の心地よい「ふたり暮らし」夕食はできるだけ一緒に。ふたりの外食はいまもうれしい/岡本敬子さん・岡本仁さん

    岡本敬子(おかもと・けいこ)
    服飾ディレクター
    1963年水戸生まれ、東京育ち。文化服装学院スタイリスト科卒業。その後、スタイリストオフィスに入社。1985年には大手アパレルのPR 部門に転職し、国内外のブランドのPRを担当する。1989年6月3日、岡本仁と結婚。2008年頃にアタッシュ・ドゥ・プレスとして独立してからは、様々なブランドのPRをはじめとしたファッション業界で活躍。ブランドやショップとのコラボレーションも行っており、2016 年から、オーガニックコットンのウエアブランドであるnanadecor にて、自身の名前を冠した企画〈KO by nanadecor〉を展開。2024年からは本格的にKOとしてのラインの展開を始める。2017年から、千駄ヶ谷にあるセレクトショップ〈Pili〉のディレクションも手掛ける。座右の銘は「SUN&FUN」。好きな季節は夏。ニックネームはカミさん。

    岡本 仁(おかもと・ひとし)
    編集者
    1954年北海道生まれ。1973年に大学入学を機に上京。卒業後は地元北海道のテレビ局に就職。1980年に再上京し、1982 年にマガジンハウスに転職。「ELLE JAPON」の編集部から編集者としての人生がスタートする。「BRUTUS」「Tarzan」「Gulliver」編集部を経て1998 年には、2000 年代のカルチャーシーンを象徴する雑誌「relax」の編集長に就任。その後も「BRUTUS」「ku:nel」で編集者として活躍する。2009年にマガジンハウスを退社し、ランドスケーププロダクツに所属。2021年に鹿児島県の〈霧島アートの森〉で初の個展「岡本仁が考える 楽しい編集って何だ?」を開催。現在は鹿児島と東京の2 拠点生活にとどまらず、日本全国の様々な都市に訪れ、新しい場づくりや人と人との繫がりの形を考え続けている。ニックネームは熊五郎。

    19:00
    夕食で合流。遅めの夜はビストロ「コンカ」でワインを

    いつもふたりでいるように思われがちですが、出張や旅以外の時はそれぞれの仕事や予定があるので意外と一緒にいないという岡本夫婦。朝の散歩と夕食はできる限り一緒に過ごし、日中は別行動です。

    お互いにひとりの時間が必要で大事。特別なことをするわけではなく、ただひとりで過ごす時間をそれぞれ大切にしています」と敬子さん。

    そんなふたりの夕食時間をのぞいてみました。

    画像: good night !

    good night !

    「夕食から就寝まで3~4時間空けたいので、どんどん夕食の時間が早くなっています。19時というのは私たちにとって珍しくかなり遅めの時間。北参道のビストロ「コンカ」は好きなワインを出してくれて、距離感もちょうど良く、私たちの好みのお店です。その日にあったこと、これからの計画、くだらない話と色々話しますが、今後の話が増えたかもしれません」(敬子)

    「移転して新しい場所になったコンカが自分にはすごくフィットしました。19時オープンなので夕食がどんどん早くなっているぼくたちはなかなか行けないのですが。夕食はふたりで行ける時は行きますし、一緒に行けると嬉しいです。仕事に関してはそれぞれが解決すればいいと思っているので、細かい話はあまりしないかもしれません。お互いに『仕事楽しそうだね』と感じ合えていられたらいいな、というところです」(仁)

    画像: 仕事以外の行動範囲は家から歩けるところ。また色々話しながら歩いて帰ります

    仕事以外の行動範囲は家から歩けるところ。また色々話しながら歩いて帰ります

    本記事は『私のふたり暮らし』(光文社)からの抜粋です

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    ふたりで過ごした“あたりまえ”の36年
    他人だから、違って当たり前。違うところも面白がりながら、ふたりで過ごしてきた36年。この本では、服飾ディレクター・岡本敬子さんと、編集者・岡本仁さん夫婦のふたり暮らしに密着。ふたりの日常、もの選び、旅のエピソードや写真をたっぷり紹介します。ふたりの出会いから若かりし日の思い出、これからの人生について考えていることなど、読み応えあるインタビューコラムも。好きな人と自由に暮らすということ。その先で、愛っていったいどんな形に落ち着いていくんだろう。そんなことを考えさせられる1冊です。



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