お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。

hana’s memo
過去のレシピのリクエストにお応えします!
このレシピは『HANAのおしゃれお菓子BOOK』の巻頭ページのみに掲載され、単行本にも載っていない幻のレシピです。
今回はお土産にクッキーをつくりたかったので、マリアージュフレールの「マルコポーロ」という茶葉を使用し、20年以上ぶりにつくってみました。

通常のショートブレッドとは違い、生地が広がるので「クッキー」のような食感が楽しめます。
焼き時間も温度も変えずに、当時のレシピ通りにつくりました。
材料も少なく、混ぜるだけなのでとっても簡単。
お気に入りの茶葉が手に入ったら、ぜひつくってみてくださいね。
「ショートブレッド・ティー・クッキー」のつくり方

材料(20個分)
● 無塩バター | 150g |
● 粉砂糖 | 60g |
● 薄力粉 | 150g |
● 紅茶の茶葉(アールグレイなど香りの強いものがおすすめ) | 大さじ1.5 |
● 塩 | 少々 |

今回はマリアージュフレール「マルコポーロ」を使用
下準備
*バターは室温に戻す。
*薄力粉はふるいにかけて、塩と合わせておく。
*茶葉はすり鉢に入れて、荒くすっておく。

茶葉はすりすぎないように
つくり方
1 ボウルにバターを入れ、ミキサーでやわらかくなるまで練る。
2 粉砂糖を一度に加え、混ぜ合わせる。

バターに粉砂糖を加える
3 薄力粉と塩を加え、さらに混ぜる。

薄力粉と塩も一度に加える
4 荒くすった茶葉を加え、ヘラで切るように混ぜる。

茶葉はヘラで混ぜる

茶葉が生地全体に混ざった状態
5 4の生地の半分(約170g)をラップにのせ、15×3cmの棒状にまとめる。残りの生地も同様にまとめる。

2本分の生地が完成
[はなよりひと言]
生地がくっつきやすいので、ラップをしたまま作業します。
6 ラップで包んだ生地を冷凍庫で1時間以上、寝かせる。
[はなよりひと言]
生地を固めてから切ります。
7 オーブンを150℃に予熱する。
8 6の生地が固まったら、ラップをはずして生地を厚さ1.5cmに切り分けて、クッキングシートを敷いた天板に間隔を開けて並べる。

焼くと生地が広がるので、間隔を開けて並べる
9 150℃のオーブンで20分ほど焼く。

焼き上がり


はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はなのお菓子』(扶桑社)、『はなと学ぶ パンダに会いに行くための中国語』(白水社)、『今日もお稽古日和』『はな、茶の湯に出会う』(ともに淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。共著に『ニッポン茶室ジャーニー』(淡交社)、5月に『はなと毎日パンダの 中国パンダ旅』(白水社)が発売予定。
インスタグラム:@hanalovestaco
YouTube:はなランド
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。
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