• 「チキンカレーは、材料を手に入れやすく、調理時間が短く済み、クセがなくスパイスを感じやすいことも魅力」と話すのは、カレー研究家水野仁輔さん。本記事では、水野さんの著書『最強のチキンカレー』(家の光協会)より、奥深い香りを楽しめる「スパイシーチキンカレー」のつくり方を紹介します。

    奥深い香りのスパイシーチキンカレーのつくり方

    さわやか系と奥深い系のスパイスをたっぷりと、バランスよく合わせて、後から奥深い香りがやってくる、複雑なおいしさ。

    長ねぎとスパイス類を炒めてペーストにすることで、なめらかでとろみのついたソースになります。

    画像: 奥深い香りのスパイシーチキンカレーのつくり方

    ・こってり度:★
    ・奥深い度 :★★★

    材料(3~4人分)

    ● 鶏もも肉(ひと口大に切る)600g
    ● 塩小さじ1強
    ターメリックパウダー小さじ1/2
    〈ペースト用〉
    ・植物油大さじ3
    ・長ねぎ(青い部分まで含めて小口切り)大1本(150g)
    青唐辛子(種を取ってみじん切り)1本
    しょうが(みじん切り)2片
    にんにく(みじん切り)2片
    〈パウダースパイス〉
    コリアンダー大さじ1強
    クミン大さじ1
    ブラックペッパー小さじ2
    ガラムマサラ小さじ2
    ナツメグ小さじ1/4
    ● プレーンヨーグルト(無糖)50g
    ● 水200mL

    下準備

    ・鶏肉に塩とターメリックをもみ込んでおく。

    つくり方

     鍋にペースト用の油を熱し、それ以外の材料を入れてほんのり色づくまで炒める。粗熱が取れたらパウダースパイス、100mLの水(分量外)を加えて混ぜ合わせる。これをミキサーにかけてペースト状にしておく。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方

     空いた鍋に鶏肉を入れて火にかけ、表面全体が色づくまで炒める。

    画像3: つくり方

     のペーストを加え、5分ほど炒める。

    画像4: つくり方

     ヨーグルトと水を加えて混ぜ合わせる。この際、ミキサーに水を入れて軽く回すと、残ったペーストを余すことなく鍋に入れられる。煮立ったらふたをして、弱火で10分ほど煮る。

    画像5: つくり方

    〈撮影/木村 拓(東京料理写真) スタイリング/池水陽子〉

    ※本記事は『最強のチキンカレー』(家の光協会)からの抜粋です。

    『最強のチキンカレー』(水野仁輔・著/家の光協会・刊)

    画像: スパイスの奥深い香りを楽しむ「スパイシーチキンカレー」のつくり方。カレー研究家・水野仁輔さんの“最強のチキンカレー”

    amazonで見る

    ◆好みのカレーが見つかる!おいしいカレーづくりに役立つ最強のチキンカレーのレシピ本◆

    無限の味わいがあり、人の数だけ好みがあるカレー。

    「つくる人が自分のおいしいを見つけられるようにしたい」という思いのもと、水野仁輔さんが提案する“チキンカレーだけ”の1冊です。

    水野さんが30年前から変わらずにつくり続けてきた王道レシピから、中~上級者も大満足のレシピまで、全100レシピを紹介。

    自分好みのカレーに出合える味と香りのチャート、食材やスパイスの解説なども掲載。

    【もくじ】
    ● CHAPTER1 基本のチキンカレーと、カレーの「おいしい」をつくる要素
    ● CHAPTER2 好みの味で選ぶチキンカレー
    ・ハーブ香るグリーンチキンカレー
    ・夏野菜のドライチキンカレー
    ・やさしい豆のチキンカレー など
    ● CHAPTER3 手法や国で選ぶチキンカレー
    ・手法で選ぶ
    └短時間でできるチキンカレー
    └炒めるだけでつくるチキンカレー など
    ・国で選ぶ
    └北インドのチキンカレー
    └スリランカのチキンカレー など
    ● CHAPTER4 まだまだあります!チキンカレーレシピ


    水野仁輔(みずの・じんすけ)

    画像6: つくり方

    AIR SPICE/イートミー出版代表。1999年にカレー専門の出張料理集団「東京カリ~番長」を立ち上げ、それ以来、世界を旅しながらカレーにまつわるさまざまな活動を続けている。カレーやスパイスに関する著書は70冊以上、自費出版を含めると100冊以上になる。「カレーの学校」「カレーの料理教室」主宰。AIR SPICEでは、レシピ付きのスパイスセットを販売。
    http://www.airspice.jp



    This article is a sponsored article by
    ''.