靴の処分は悩ましい。お別れは前向きに!
靴、のお話を。
靴の処分ってみなさんどうしているの? タイミングとかお別れの方法とか。難しい。
たとえば、洋服なら「もう着ないかな?(着られないかな?)」と思ったら「かおりさんが着なくなったらお下がり待ってるね!」と言っていた友人に譲ったり、タイミングが合えばフリーマーケットを開催している友人に託したり。
お気に入りだった洋服たちの嫁ぎ先が決まるとわたしも嬉しいし、かわいく着てくれている姿を見れたら「やっぱ返してー!」って言いたいぐらい嬉しくなる。
で、悩むのは靴の処分…。知る人ぞ知る、ですがわたしは洋服はもちろんのこと、靴やバッグなどもお手入れを怠らずとても丁寧に扱います。

「_FOT(フォート)」の靴は見た目の美しさから入ったけど、履くとわかる計算し尽くされたデザインは1日履いていても疲れません。若い頃とは違う今の私の足の形と相性ピッタリ! 履いていると「どちらの靴ですか?」と必ず聞かれます
バッグは譲れるんだけど靴に関しては一度足を入れたものはいくら手入れをしていても「履いたしなぁ…」と思って、はいどうぞ!って譲りづらくて。そんなこんなでたまっていく出番のない靴たち。
そこで、出番の少ない靴の保管期限はシューズラックに入る分だけ! と決めました。靴を処分して減らしたいのではなくてもっと風通りをよくしたいの。ラックにぎゅうぎゅうなのが見ていて嫌なのです。
“今”を意識してすっきりと暮らす

「que(キュー)」さんの靴とはcafé Lottaがあった頃からのながーい、ながーいお付き合い。歩きやすくて疲れ知らずの靴は、タウンユースはもちろんのこと今の私の旅にはなくてはならない相棒です♡
まずは家族に(笑)「処分していい靴ある?」と聞く。
それから自分の靴を一足一足手にとって、「この靴は履く機会は今あると思う?」「このヒールの高さは今の年齢で安全に履けるの?」と自分に確認して思い切って処分をしていくことにしました。“今”を意識して。
わたしがお別れをした靴
・多少足の形に合わなくても可愛さ重視で購入した流行りのデザインの靴
・お高い靴(金額が)
・ポックリのようなウッドソールの靴
・逆にぺちゃんこのソールで長時間歩くと足が疲れるバレエシューズ など
振り分けにはまあまあ時間がかかりましたよ。だって物持ちがいいのでどの靴もボロボロではなくてきれいなんだもん。この機会にとシューズラックも拭き拭きして気分もすーっきり!
シューズラックにスペースができたからお買い物をしてしまいそうで危険です(笑)

へへへ。グログランテープの縁取り、ちょこんとついたリボン、柄、好きがつまっていて処分できなかったー
みなさんは靴とのお別れのタイミングってどうしているのでしょう?
読んでくださってありがとー!

桜井かおり(さくらい・かおり)
文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。現在は、文筆業や、買い付けなどを行う。『カフェロッタのことと、わたしのこと』『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(ともに旭屋出版)に続く3冊目の著書『マダム・ロッタとパリ行かない?』(旭屋出版)が好評発売中。
インスタグラム:@kaorilotta
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