• 「薬膳を学んでいると、食べ物や植物ひとつひとつに計り知れない力があることを実感する」と話す、薬膳・発酵料理家山田奈美さん。本記事では、山田さんの著書『昔の知恵からはじめる 回復のためのレシピ』(ダイヤモンド社)より、お砂糖なしの「いちじくの甘煮」のつくり方を紹介します。

    更年期のお悩みにも
    いちじくの甘煮のつくり方

    漢方で古くは更年期障害を「血の道症」といい、いちじくを摂ることがすすめられてきました。

    現代では、女性ホルモンと似た働きをする植物性エストロゲンが豊富に含まれることがわかり、加齢とともに減少する女性ホルモンを補うことが期待されます。

    画像: 更年期のお悩みにも いちじくの甘煮のつくり方

    材料(つくりやすい量)

    ● いちじく5個
    ● はちみつ大さじ3と1/2
    ● レモン汁小さじ2
    画像: 材料(つくりやすい量)

    つくり方

     いちじくは洗って皮つきのまま鍋に入れ、はちみつ、レモン汁を加えて中火にかける。

     煮汁が出てきたら火を弱め20〜30分ほど煮込む。1日1個ずつ食べる。

    *密閉容器に入れ、冷蔵で4〜5日保存可能。

    ▼山田奈美さんの“回復レシピ”はこちら

    〈撮影/中村寛史 栄養監修/星 穂奈美(管理栄養士)〉

    ※本記事は『昔の知恵からはじめる 回復のためのレシピ』(ダイヤモンド社)からの抜粋です。

    『昔の知恵からはじめる 回復のためのレシピ』(山田奈美・著/ダイヤモンド社・刊)

    画像: お砂糖なしの「いちじくの甘煮」のつくり方。体にやさしい“昔ながら”の薬膳レシピ/山田奈美さん(薬膳・発酵料理家)

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    ◆身近な食べ物や植物の力で整える、昔ながらの“回復のため”のレシピ集◆

    家族の様子が少しでも普段と違うとき、祖母や母は身近にある食べ物や植物でさっとお手当てをしてくれたと、山田奈美さんは話します。

    そうした姿を見ていたこともあり、自身が母親になってからも、そのお手当て法を実践しているのだそう。

    山田さんが日頃から実践するものを中心に、古くから受け継がれてきた約110種類のレシピを紹介。

    自分の中にある“回復する力”を後押ししてくれる1冊です。

    【もくじ】
    ● 1章 食材別 不調時に取り入れたい食材とレシピ
    ● 2章 症状別 身近な不調を回復へと導くレシピ


    山田奈美(やまだ・なみ)

    画像: つくり方

    薬膳・発酵料理研究家。国際中医薬膳師。「食べごと研究所」主宰。「東京薬膳研究所」の武鈴子氏に師事し、東洋医学や薬膳理論、食養生について学ぶ。雑誌やテレビ、ウェブなどで発酵食や和食薬膳、食養生に関するレシピ制作や解説などを行うほか、神奈川県・葉山町のアトリエ「古家1681」にて、「発酵教室」や「和食薬膳教室」などを開催し、人気を博す。著書に『はじめる、続ける。ぬか漬けの基本』(グラフィック社)、『二十四節気のお味噌汁』(WAVE出版)、『いつもの食材と調味料で 体が整うごはん』(ナツメ社)、『砂糖なしおやつ:かんたんでおいしい』(小学館)、『二十四節気を愉しむ 季節の保存食』(マイナビ出版)、『からだが整う一汁一菜』(主婦と生活社)、『別冊天然生活 山田奈美さんの手仕事を楽しむ古民家暮らし』(扶桑社)ほか。



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