• 料理研究家の内田真美さんが家庭でつくりつづけているお菓子は、季節の素材を使った、気軽につくれるもの。日常的に食べたくなる、おやつの時間にもぴったりな焼き菓子を教えていただきました。家でつくるものだからこそ、なじみのある、新鮮で良質な材料を使って、大切な方と、お菓子の一番おいしい瞬間を味わってみてください。今回は、「ブルーベリーバックル」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2021年8月号掲載)

    「ブルーベリーバックル」のつくり方

    画像: 「ブルーベリーバックル」のつくり方

    旬のブルーベリーを生地に加えて焼き上げて。

    サクサクのクランブルがおいしい、素朴で食べごたえのあるケーキです。

    材料(直径18cmの丸型1台分)

    ● ブルーベリー150g
    ● バター(食塩不使用)100g
    ● きび砂糖80g
    ● 卵2個
    ● 薄力粉150g
    ● ベーキングパウダー3g
    ● 牛乳大さじ3
    〈クランブル〉
    ・バター(食塩不使用)50g
    ・きび砂糖75g
    ・薄力粉75g
    ・シナモンパウダー小さじ1

    下準備

    ● 型にオーブンシートを敷いておく。

    ● 卵、バターは室温にもどしておく。

    ● オーブンを170℃に温めておく。

    ● ブルーベリーは洗い、水分をよくふいておく。

    つくり方

     クランブルをつくる。フードプロセッサーに材料をすべて入れて攪拌する。全体がボロボロとそぼろ状になったら止める。生地ができるまでボウルなどに入れて冷蔵庫で冷やしておく。

     ボウルにバターを入れ、ハンドミキサーか泡立て器でクリーム状になるまでよく混ぜ合わせる。きび砂糖をふるい入れて、ふわっとするまでよく混ぜ合わせる。溶きほぐした卵を少しずつ加え、その都度分離しないように、全体がクリーム状になるまでよく混ぜ合わせる。

     に薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れ、ゴムべらで底から返すようにしながら8分通り混ぜる。さらに牛乳を加え、全体がなめらかなクリーム状になるようよく混ぜ合わせる。ブルーベリーの半量に、薄力粉大さじ1(分量外)をまぶして生地に加えつぶさないようにサッと混ぜ合わせる。

     型に生地を流し入れ、上面をならし、クランブルと残りのブルーベリーをランダムに散らす。型ごと数度落として空気を抜き、170℃に温めたオーブンで40~50分焼く(上部がこげるようなら途中でアルミホイルをかぶせる)。生地に竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がり。型からはずし、ケーキクーラーなどの上で冷ましておく。



    <料理・スタイリング/内田真美 撮影/森本美絵>

    内田真美(うちだ・まみ)
    料理研究家。長崎県生まれ。書籍、広告、雑誌など、幅広いシーンで、レシピを提案する。著書に『私の家庭菓子』(アノニマ・スタジオ)、『高加水生地の粉ものレッスン』(KADOKAWA)など。インスタグラム@muccida

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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