(『天然生活』2024年8月号掲載)
初心者さんにもおすすめ!
手軽に始められる植物療法「ハーブティー」
植物療法士の岡野真弥さんに、手軽に始められるフィトセラピー(植物療法)として、「ハーブティーの淹れ方」を教えていただきました。
口から直接飲むハーブティーは、熱湯に植物をひたすことで有効成分を抽出します。
かたい根や茎は鍋で煮出し、葉や花はティーポットを使いますが、植物の種類によっては水出しもOK。
ハーブティーに溶け出した植物の水溶性成分が体にめぐるよう、まとめて飲むより朝・昼・晩など1日3回くらいに分けて飲むのが効果的です。
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▼植物の力を取り入れたセルフケア「フィトセラピー」とは? 最初のお話はこちら
https://tennenseikatsu.jp/_ct/17774709
ハーブティーの淹れ方3つ
1.ティーポットで淹れる

1 ティーポットにドライハーブを大さじ2入れ、95℃以上の湯を400mL注ぎ入れる。
2 ポットにふたをして5~10分蒸らす。ふたをするとハーブの成分が逃げない。
3 茶こしでこしながらカップに注いでいただく。
保存期間:冷蔵庫で24時間
2.水出しで淹れる

1 水出しポットにドライハーブを大さじ2、水700mL~1Lを入れ、冷蔵庫に6~8時間おく。
2 カップに注いでいただく。
保存期間:冷蔵庫で24時間
3.煮出す

1 鍋に水400mL、ドライハーブを大さじ2入れてふたをし、中火にかけ、沸騰したら弱火で10~15分煮る。
2 茶こしでこしながらカップに注いでいただく。
保存期間:冷蔵庫で24時間
次回は、ハーブや精油を使った「入浴剤のつくり方」をご紹介します。どうぞお楽しみに!
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▼「植物の力で『自然のお手当て』」記事一覧
〈監修/岡野真弥 イラスト/わたなべみきこ 取材・文/工藤千秋〉
岡野真弥(おかの・まや)
植物療法士・ライフコーチ。林真一郎氏に師事し、心身の不調を植物の恵みで改善。セルフラブの大切さを発信。アラン・コーエン氏のアシスタントティーチャー。著書『心と体がととのうフィトセラピー 植物のチカラを暮らしに生かす』(池田書店)。
インスタグラム:@selflove_maya
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです