(『天然生活』2024年7月号掲載)
昼田さんが服を手放して変わったこと4つ
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
①本音で過ごせたら長年の不調が消えた

クローゼットの整理を通じて、他人の評価や思い込みにとらわれず、自分の本音で生きられるように。
「我慢をしなくなったら、長年悩まされていたへんとう炎が消えていました。体の不調は“自分の本音と違う生き方をしている”というサイン。いま思うと、以前の私は服に象徴されるように、物事を背負い込みすぎていたのかも。それらを手放したから、自然と不調もなくなったのだと思います」
②自分軸が太くなりオープンマインドに

昔は周りの顔色をうかがってあまりしゃべらなかったという昼田さん。
自分の心に従って選択をしつづけるようになってから「他人が何といおうと、私は私」と、自分の軸が太くなっていきました。
「昔は自信のなさを服というよろいで隠していた気がします。よろいを取ったら、ありのままの自分でいるしかない。いい意味で開き直り、オープンマインドでいいたいことをいえるようになりました」
③買い物の仕方が変わった

自分にとっての必要・不必要が明確になり、もの選びの軸が変化。
「着回しできるから、安いからという理由では服を買わなくなりました。自分にとって快か不快かを見極められないから、オンラインでの買い物は返品も選択肢に」
買うときは必ず「この服は自分にとってどういう役目を果たしてくれる?」と問いかけるように。「1回ずつ、服と契約を交わすような気持ちで買うようにしています」
④服以外も整えたくなった

日用品や家電などにも「何のために持っているの?」と問いかけるようにし、答えられないものは処分。
「スーツケースも4つから2つに減らしたし、月に1度しか使っていなかった美顔器も処分。スキンケアもかなりシンプルになりました」
仕事に関しても、それまではどんな依頼でも受けていたのが「自分軸で選ぶように。もし仕事がなければ自分でつくればいいと考えるようにもなりました」
〈監修/昼田祥子 取材・文/嶌 陽子 イラスト/須山奈津希〉

昼田祥子(ひるた・さちこ)
ファッションエディター歴21年。出版社勤務を経てフリーランスに。2016年に大規模なクローゼットの片づけに着手、その体験を綴った著書『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』(講談社)が話題に。2023年からは瞑想インストラクターとしても活動中。
インスタグラム:@hiru.1010
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです