身近な野草が秘めている驚くべき力を知り、心身のケアに生かす知恵を教わりました。今回は、「美し山の草木舎」代表の渡部康子さんとフローリストの木村美香さんに、野草を使ったおいしいレシピから「金針菜甘酢漬け」のつくり方を伺いました。
(『天然生活』2020年8月号掲載)
(『天然生活』2020年8月号掲載)
金針菜甘酢漬け(ノカンゾウ酢漬け)

貧血対策などに使われる金針菜を甘酢で漬けて、サラダに。

7~8月ごろにつぼみが見られる
材料とつくり方(つくりやすい分量)
ノカンゾウのツボミ48gをびんに詰め、鍋で煮立たせた酢300mL、砂糖24g、塩6gと一緒に煮沸消毒した密閉容器に入れ保存。
甘酢漬けをおからにあえてサラダに。
教えてくれた人

渡部康子さん(わたべ・やすこ)
「美し山の草木舎」代表。30代のときに家族で東京から美山に移住し、2010年に草木舎を立ち上げる。https://soumokutya.jimdofree.com/

木村美香(きむら・みか)
フローリストとしての知識やセンスを生かしつつ、奈良から草木舎に参加。薬草や染料を栽培し、“野山のはーばりすと”的な暮らしをしている。

草木舎の拠点は、昔ながらの日本家屋。
縁側から、美しい里山が一望できる。
手書き文字で書かれた、かわいらしい看板が目印。
<撮影/辻本しんこ 取材・文/野崎 泉、鈴木理恵(TRYOUT)>
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです