• 夏野菜を代表するひとつ、なすを使ったお手軽レシピを料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんに教えていただきました。食材の持ち味を、きちんと引き出すためのポイントもご紹介。『天然生活web』に掲載された記事の中から、夏におすすめのとっておきの保存食レシピを紹介します。
    (『天然生活web』初出2022年7月16日)

    しっかり焼いて、なるべく水につけずに冷ます「丸ごと焼きなす」

    画像: しっかり焼いて、なるべく水につけずに冷ます「丸ごと焼きなす」

    皆さま、こんにちは、榎本美沙です。

    今月は、この時季おいしい夏野菜レシピをご紹介したいと思います。夏野菜の栄養をたっぷり摂って、夏でも疲れづらい体にしたいですね。

    今回は、なすのおいしさが丸ごと味わえる、焼きなすのつくり方です。丸ごと焼くことで、口に入れた時に「じゅわ〜」となすのうま味が染み出します。

    香ばしさを楽しむために、なす全体が黒くなるまでしっかりと焼くのがポイントです。そして、なすの皮をむくときはやけどに気をつけながらですが、水にドボンと浸けたりせず、少しずつ出した流水に当てながらむく方が、水っぽくならずおいしく仕上がります。

    そのまま食べてもおいしいですし、なすを割いてたれと一緒にそうめんなどにのせてもおいしくいただけます。

    丸ごと焼きなすのつくり方

    画像: 丸ごと焼きなすのつくり方

    材料(つくりやすい分量、2〜3人分)

    ◎なす1袋(5〜6本)
    ◎A
    ・しょうゆ、みりん(煮切ったもの)、水各大さじ1
    ・しょうが(すりおろし)小さじ1
    ◎みょうが2本

    つくり方

     なすのへたの周りに、包丁でぐるりと切り込みを入れる。みょうがは小口切りにする。

    画像1: つくり方

     Aを混ぜ合わせる。

    画像2: つくり方

     なすはグリルに入れて加熱する。8〜10分ほど、なす全体がしっかり焦げてやわらかくなるまで焼き、やけどに気をつけながら熱いうちに皮をむく。

    画像3: つくり方
    画像4: つくり方

     なすを器に盛り付け、Aをかけ、みょうがをのせる。

    ポイント みりんは耐熱皿に入れ、ラップをかけずに電子レンジ600Wで40〜50秒加熱して煮切ります。



    画像5: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。 YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。

    新刊『毎日、水キムチ いちばん手軽な乳酸発酵』(文化出版局)が2025年5月発売。

    そのほかの著書に、『榎本美沙のひと晩発酵調味料とからだが喜ぶ発酵献立』(主婦と生活社)、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)、『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(ともに主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。

    「榎本美沙の料理教室」
    https://online.misa-enomoto.com/

    ●YouTube
    https://www.youtube.com/channel/UCGiEIACoA-INiZuSFhoksYA
    ●Instagram
    https://www.instagram.com/misa_enomoto/

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    『毎日、水キムチ いちばん手軽な乳酸発酵』(榎本美沙・著/文化出版局・刊)

    画像: 「丸ごと焼きなす」のつくり方。しっかり焼いて、ゆっくり冷やす/料理家・榎本美沙さん|7月のおすすめ記事

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