• 浴衣を着ていると気になる「着崩れ」。外出先で襟が開いたり裾が落ちてきたりしてしまうと、どう直せばいいのだろうと悩むもの。なでしこ会主宰の熊谷宏子さんに、着崩れたときの対処法を教わります。対処の仕方を知り、安心して浴衣を楽しみましょう。

    よくある着崩れのトラブル 01
    裾が落ちてきてしまったとき

    着崩れのトラブルによくあるのが、着ているうちに裾が落ちてきてしまうこと。

    そんなときのために、家にあるリボンなどの予備のひもを1本持っておくと安心です。

     おはしょりをめくり、裾の高さを確認しながら前の裾を少し持ち上げる。予備のひもを腰に当てて、ぐるっと一周巻く。

    画像1: よくある着崩れのトラブル 01 裾が落ちてきてしまったとき

     ちょうちょ結びをし、ひもの両端を挟み込む。おはしょりを戻し、ひもが見えないように整える。

    画像2: よくある着崩れのトラブル 01 裾が落ちてきてしまったとき

    〈before〉

    画像1: 外出先でもあわてない!「浴衣の着崩れ」あるあると“自分でできる”かんたん対処法/着物コンサルタント・熊谷宏子さん

    〈after〉

    画像2: 外出先でもあわてない!「浴衣の着崩れ」あるあると“自分でできる”かんたん対処法/着物コンサルタント・熊谷宏子さん

    よくある着崩れのトラブル 02
    帯がつぶれてしまったとき

    つい、いつものように背もたれのある椅子などに寄りかかってしまい、帯がつぶれてしまうのも着崩れあるある。

    帯を回して体の前で直すのは大変なので「つぶれた形を生かすのも手」と熊谷さん。

    「『もともとこういう形でした』という感じで、羽の形を少し整えるくらいでもOK。長時間着ていて疲れてきちゃうときは、背もたれに寄りかかれるような帯結びをするのもありですね」

    画像1: よくある着崩れのトラブル 02 帯がつぶれてしまったとき
    画像2: よくある着崩れのトラブル 02 帯がつぶれてしまったとき

    よくある着崩れのトラブル 03
    襟が開いてきてしまったとき

    着ているうちに襟が開いてきてしまったときは、のど元をおさえながら「後ろ」に軽く引きます。

    前に引くと、胸元がはだけてだらしない印象になってしまうので注意。

    画像1: よくある着崩れのトラブル 03 襟が開いてきてしまったとき
    画像2: よくある着崩れのトラブル 03 襟が開いてきてしまったとき

    ▼夏に楽しむ「浴衣の着付け」の記事はこちら



    〈撮影/星 亘 モデル/岡田菜友子(編集部) 文/太田菜津美(編集部)〉

    熊谷宏子(くまがい・ひろこ)

    画像3: よくある着崩れのトラブル 03 襟が開いてきてしまったとき

    茶道講師。着物コンサルタント。大学卒業後、コンピュータ関係のエンジニアとして勤務するが、数年後に体調を大きく崩し退職。今後の生き方と人並みの健康を模索するなか、東京・表参道のきゆるぎ治療院と出合う。きゆるぎの治療、セミナーでの学びにより、虚弱体質から一転、人生を大きく変容させた経験を活かし、「本当の健康」「本来の魅力を発揮すること」を世に広く伝えることを目標に、「なでしこ講座」をはじめ、さまざまな講座やヒーリングを行っている。
    インスタグラム@nadeshiko.minori



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