• 花火大会などがある夏の時季、浴衣を着てみたいという方も多いのではないでしょうか。なでしこ会主宰の熊谷宏子さんに、浴衣着用時の立ち方・歩き方・座り方の基本を教わります。美しい姿勢を意識して、せっかくの浴衣姿を楽しんで。

    立ち方の基本

    前から人に見られる場合

    浴衣の場合、つま先が開いていると足が開いているように見えるため、かかとを開いてつま先を「内側」に向けて立つ。

    また、左右の足の位置を少しずらすと、写真撮影のときなどにより素敵に見える。

    画像1: 前から人に見られる場合
    画像2: 前から人に見られる場合

    後ろから人に見られる場合

    電車待ちのときなど、背後から人に見られる場面では、かかとをつけてつま先を「外側」に向けて立つ。

    こちらも、左右の足の位置を少しずらすとよい。

    画像1: 後ろから人に見られる場合
    画像2: 後ろから人に見られる場合

    point
    胸を張ったり腰を反ったりすると、おしりの下あたりにシワができてしまうので、胸を上に向けつつ、腰を少し丸めるくらいの姿勢を意識する。

    画像1: 浴衣姿をステキに見せる「立ち方・歩き方・座り方」の基本。きれいな姿勢で品よく、美しく/着物コンサルタント・熊谷宏子さん

    歩き方の基本

    片方の裾がひらりとなびくくらいの歩幅を目安に、1本の線の上を歩くイメージで進む(両方の裾が広がらないように気をつける)。

    画像1: 歩き方の基本
    画像2: 歩き方の基本

    座り方の基本

    裾が床につかないように、おしりにゆとりをもたせながら、腰のあたりを少し「」に持ち上げて座る。

    また、立ち上がる際も裾を踏まないよう、同様に少し上に持ち上げて立つ。

    画像1: 座り方の基本
    画像2: 座り方の基本

    point
    おしりにピタッとつくと、浴衣の後ろ側が引っ張られてしまうので注意する。

    画像2: 浴衣姿をステキに見せる「立ち方・歩き方・座り方」の基本。きれいな姿勢で品よく、美しく/着物コンサルタント・熊谷宏子さん

    ▼夏に楽しむ「浴衣の着付け」の記事はこちら



    〈撮影/星 亘 モデル/岡田菜友子(編集部) 文/太田菜津美(編集部)〉

    熊谷宏子(くまがい・ひろこ)

    画像3: 座り方の基本

    茶道講師。着物コンサルタント。大学卒業後、コンピュータ関係のエンジニアとして勤務するが、数年後に体調を大きく崩し退職。今後の生き方と人並みの健康を模索するなか、東京・表参道のきゆるぎ治療院と出合う。きゆるぎの治療、セミナーでの学びにより、虚弱体質から一転、人生を大きく変容させた経験を活かし、「本当の健康」「本来の魅力を発揮すること」を世に広く伝えることを目標に、「なでしこ講座」をはじめ、さまざまな講座やヒーリングを行っている。
    インスタグラム@nadeshiko.minori



    This article is a sponsored article by
    ''.