• 50代で本格的にミニマリストとなった筆子さんが、「必要なものは買い、長く使う」という視点で選んだ愛用品を公開。10年日記やミニトランポリンやキンドルは暮らしの支えに。近年はマグウォーマーやエアフライヤーなども導入し、日常をより快適にしています。

    ミニマリストが50代以降に買ってよかったもの

    はじめまして、筆子です。カナダに暮らす60代のブロガーで、ブログ「筆子ジャーナル」でミニマリストとしての暮らしを発信しています。

    「ものを増やしすぎないように心がけていますが、必要なものは買い、長く使うようにしています」と筆子さん。

    ここ15年ぐらいで買ってよかった品を紹介します。

    10年日記

    2011年から10年分の日記を書ける日記帳を使い始め、今使っているのは2冊目です。日々の備忘録は大学ノートに書くこともできますが、日付が入っているほうが便利です。

    同じ日付に10年分の書く欄がついているので、数年前の同じ日に書いたことを読み返す楽しみがあります。毎年、似たようなことを書いていて、進歩のない自分に笑ってしまいます。

    10年間書ける日記帳はカナダでは見かけないので、日本の書店やアマゾンで購入します。

    ミニトランポリン

    天候のせいでジョギングに出られないときに使うために、ミニトランポリンを買いました。

    走れない日は1時間ほどミニトランポリンで、1日1万歩は跳んだり、歩いたりします。ジョギングした日も、昼間、気分転換に使います。

    ミニトランポリンを初めて買ったのは9年前。初代のトランポリンは2年で壊れてしまったので、今使っているのは2代目です。

    ミニトランポリンには、骨密度を上げる、リンパ液の流れや血行をよくする、白血球を増やすなど、うれしい健康効果があります。

    キンドル

    51歳になった春、自分への誕生日プレゼントとして、キンドルをアメリカのアマゾン(当時、カナダのアマゾンにはなかった)で買いました。

    以来、ずっとキンドルを使って読書をしており、使わない日はありません。これまで何台か買い替えています。キンドルは活字の大きさを変えることができるので、老眼でも読みやすい大きさの文字にしてしまえば、裸眼で読書できます。

    私は高校生のときからお風呂で本を読むのが習慣ですが、老眼になってから紙の本が読みにくくなりました。

    お風呂でメガネをかけると湯気でくもるので、老眼鏡は使えません。

    でも、キンドルならお風呂での読書が可能です。防水機能がついているので、うっかり浴槽に落としても大丈夫です。

    マグウォーマー

    去年、引っ越しをしてから電子レンジを使うのをやめたので、マグウォーマーを買いました。

    マグを保温するための小さな丸い電気プレートです。私は仕事中によくハーブティーを飲みますが、毎朝950mL分淹れて、保温水筒とマグに入れています。

    マグはもちろん、水筒に入れたものも、時間がたつうちに冷めるので、以前はしょっちゅう電子レンジで温め直していました。

    マグに入れたお茶が冷めなければいいわけですから、マグウォーマーを導入しました。

    ひとつ13ドル。

    ちょっとした雑貨ですが、とても重宝しており、寝室用にもうひとつ買いました。

    エアフライヤー

    電子レンジの代わりに食材を温めるのに使おうと思って買った小さなエアフライヤーも、お気に入りの調理家電です。温めにも使いますが、肉や野菜を調理するのにとても便利です。

    よく焼くのはさつまいも、鶏肉、ピーマン、たまに豆腐です。ピーマンは丸ごと焼いてそのまま食べます。

    種やヘタを取る人が多いですが、白いわたや種に害はなく、むしろビタミンや食物繊維を摂ることができます。

    余計な作業が発生しないので、苦みが気にならなければおすすめの食べ方です。

    本記事は『50歳からのミニマリスト宣言!』(筆子 著/扶桑社)からの抜粋です。

    * * *

    『50歳からのミニマリスト宣言!』(著・筆子/扶桑社)

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    最小限のもので、最大限に暮らすコツ

    ミニマリストと聞くと、ものを捨てることや何もない部屋をイメージする人が多いでしょう。ですが、ミニマリストはそのような部屋に住む人のことではありません。自分らしく生きたいときに邪魔になるもの、関係のないもの、負担を強いるものをすべて捨て去り、本当に大切なことに意識を向けて暮らすのがミニマリストです。私は、〝ミニマリスト=最小限のもので最大限に暮らすこと〞と定義しています。周囲に流されて、目の前のことに反応しながらあくせく生きるのではなく、「こんなふうに生きていきたい」という意図を持って、日々の生活を楽しむのです。

    第1章 ミニマリストになってよかったこと5つ
    第2章 ミニマルライフの基本 ものの減らし方・片づけ方
    第3章 ミニマルな暮らしでお金の不安から解放される
    第4章 体と心が健康になるためにやめたこと・始めたこと
    第5章 ミニマルライフを続けて60代以降も楽しく暮らす



    <文/筆子>

    筆子(ふでこ)
    カナダ在住の60代ミニマリスト。1959年、愛知県生まれ。かつてはものに囲まれた生活を送っていたが、あるときため込んだものの多さに疲れ、シンプルな暮らしを志すように。1996年にカナダへ渡り、以後25年以上暮らし続けている。50歳のとき、経済的不安を感じ、本格的にミニマリストになる。ブログ「筆子ジャーナル」では、持たない暮らしや海外のミニマリストに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA)、『書いて、捨てる!』『買わない暮らし。』『本当に心地いい部屋』(いずれも大和出版)、『それって、必要?』(三笠書房)がある。
    ・ブログ 筆子ジャーナル https://minimalist-fudeko.com
    ・筆子のnote https://note.com/fudeko59



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