場所別「すぐ捨てられるもの・捨てたほうがいいもの」
はじめまして、筆子です。カナダ在住の60代ブロガーで、ブログ「筆子ジャーナル」でミニマリストの暮らしを発信しています。
50歳を機に本格的にミニマルライフを始め、片づけや暮らしを軽やかにする方法を日々試してきました。
今回は、キッチン、クローゼット、洗面所など場所別に「すぐ捨てられるもの・捨てたほうがいいもの」を紹介します。
キッチン
キッチンは、自分や家族が毎日使う場所。食材、食器、調理ツールと収納するものが多く、散らかりがちです。スッキリさせると、炊事がラクになります。
多すぎるマグカップやコップ
50代になると、子どもが巣立ち始めるので、家族の人数は減ります。食器は一番先に見直すべきですが、とくに食器棚を占領しているのがマグカップやコップ。
お土産やプレゼント、粗品でもらうことも多いので増えがちです。よく使うお気に入りのものだけを残して、使っていないものは処分しましょう。
特殊な調理家電
焼き肉専用グリル、何枚もプレートがあるホットプレート、ワッフルメーカー、ホームベーカリー、フードプロセッサーなど、かつてはホームパーティなどで活躍した調理家電もめっきり出番が減っていませんか?
そろそろ手放しどきかもしれません。残念なことに場所を取るだけですから。
何個もある調理器具
しゃもじ、お玉、菜箸、フライ返しなど同じ用途のものを何個も持っているせいで、引き出しの中が満杯になっていませんか?
探しにくいし、取り出しにくいし、そもそも引き出しがさっと開きません。たくさんあると管理の手間が増えるだけです。普段よく使うのは、使いやすい道具だけです。
使っていないものは手放し、使いやすい少数精鋭の道具を残すと、管理がラクになるだけでなく、料理しやすくなります。
本記事は『50歳からのミニマリスト宣言!』(筆子 著/扶桑社)からの抜粋です。
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ミニマリストになった著者が見つけた
最小限のもので、最大限に暮らすコツ
ミニマリストと聞くと、ものを捨てることや何もない部屋をイメージする人が多いでしょう。ですが、ミニマリストはそのような部屋に住む人のことではありません。自分らしく生きたいときに邪魔になるもの、関係のないもの、負担を強いるものをすべて捨て去り、本当に大切なことに意識を向けて暮らすのがミニマリストです。私は、〝ミニマリスト=最小限のもので最大限に暮らすこと〞と定義しています。周囲に流されて、目の前のことに反応しながらあくせく生きるのではなく、「こんなふうに生きていきたい」という意図を持って、日々の生活を楽しむのです。
第1章 ミニマリストになってよかったこと5つ
第2章 ミニマルライフの基本 ものの減らし方・片づけ方
第3章 ミニマルな暮らしでお金の不安から解放される
第4章 体と心が健康になるためにやめたこと・始めたこと
第5章 ミニマルライフを続けて60代以降も楽しく暮らす
<文/筆子>
筆子(ふでこ)
カナダ在住の60代ミニマリスト。1959年、愛知県生まれ。かつてはものに囲まれた生活を送っていたが、あるときため込んだものの多さに疲れ、シンプルな暮らしを志すように。1996年にカナダへ渡り、以後25年以上暮らし続けている。50歳のとき、経済的不安を感じ、本格的にミニマリストになる。ブログ「筆子ジャーナル」では、持たない暮らしや海外のミニマリストに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA)、『書いて、捨てる!』『買わない暮らし。』『本当に心地いい部屋』(いずれも大和出版)、『それって、必要?』(三笠書房)がある。
・ブログ 筆子ジャーナル https://minimalist-fudeko.com
・筆子のnote https://note.com/fudeko59