• 音楽家・文筆家として活躍している良原リエさん。リメイクが得意なお母さまの影響を受け、自身も思い出の品から使わなくなった靴下まで、たくさんのアイテムをリメイクして楽しんでいます。ダーニングで繕ったセーターや靴下、そして、デニムをリメイクしたエプロンを見せていただきました。

    ほどけてしまったニットや穴が開いてしまった靴下は、ダーニングでオリジナルに

    「セーターはアイルランドのイニシュモア島で父に買ったものとスコットランドのスカイ島で弟に買ったものなんです。

    お土産に購入したのに、なぜか私の手元に戻ってきてしまいました(笑)。

    思い出があるだけでなく、質がよくてあたたかいので、繕いながら、一生着続けたいと思っています」

    画像1: ほどけてしまったニットや穴が開いてしまった靴下は、ダーニングでオリジナルに

    良原さんがほつれや穴あきの繕い手法として取れ入れているのが「ダーニング」です。

    ダーニングとは、衣類の穴やほつれを針と糸で補修する、ヨーロッパの伝統的な修復技術のこと。

    単に穴をふさぐだけでなく、色や糸の太さを工夫することで、デザインのアクセントとして楽しむこともできます。

    「ダーニングしても、次にはその隣に穴あきやほつれが出てしまうので、どんどん増えていきますが、それもデザインとして楽しんでいます」

    画像2: ほどけてしまったニットや穴が開いてしまった靴下は、ダーニングでオリジナルに

    数枚のデニムをリメイクして、ポケットの多い機能的なガーデンエプロンに

    画像1: 数枚のデニムをリメイクして、ポケットの多い機能的なガーデンエプロンに

    「夫が履かなくなったデニム2〜3本を使ってつくった、ガーデニングエプロン。

    ポケットが多くて便利でかっこいい仕上がりが気に入っています」

    画像2: 数枚のデニムをリメイクして、ポケットの多い機能的なガーデンエプロンに

    著書に『食べられる庭図鑑』『もういちど育てる庭図鑑』がある良原さん。

    ハーブや果実づくりの庭仕事にも力を入れている良原さんならではのリメイクです。

    デニムなので強度もあり、ポケットには携帯やガーデニングに必要なアイテムが入れられるので、とても重宝しているそう。

    画像3: 数枚のデニムをリメイクして、ポケットの多い機能的なガーデンエプロンに

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    ▼良原リエさん、そのほかのお話はこちら


    〈撮影/山田耕司 取材・文/飯作紫乃〉

    良原リエ(よしはら・りえ)
    アコーディオンやトイ楽器の奏者として映画やCMなどの演奏、制作に関わる。庭づくりやハンドメイドなどにも造詣が深く、植物やリメイクの講座、ワークショップも開催している。著書に『食べられる庭図鑑』『もういちど育てる庭図鑑』『たのしい手づくり子そだて』(アノニマ・スタジオ)など。

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    天然生活2025年10月号では「夜の手仕事の楽しみ」の記事で良原リエさんを取材しました。

    1日の終わりに手を動かし、自分らしさを保つ。

    ハーブのチンキや保存食づくりなど、良原さんの心豊かな夜時間をご紹介しています。

    ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

    天然生活2025年10月号(扶桑社・刊)

    画像: 繕いながら‟一生着つづけたい”思い出のセーターは穴もほつれもダーニングでお直し。夫のデニムは、まとめて実用的なガーデンエプロンに。音楽家、文筆家・良原リエさんの「リメイクの楽しみ」

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    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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